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Uriah Heep #2: David Byron & Ken Hensley

Uriah Heep - King Biscuit Flower Hour 1974

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 以前ほど書く記事の音楽ジャンルに幅が広がっていない。やはりハード系中心が多く、フォークとブルース、もっと色々と多彩な方向を書いた方が面白いとか色々考えるけど、気分で書いてるからしょうがない。いつもだとそこからちょっとづつ逸脱していくけど、ここのトコロは狙い撃ちのように音を聴いてるから、変な方向に進んでないし、他に駒を進めてみようかと思う方向もさほどない。そろそろ色々なバンドの新作が出るからまた話変わるかも。とりあえずは、ちょいとB級聴いてたので骨太の本物聴きたいと思って探して来た。

 ユーライア・ヒープの「キング・ビスケット・ライヴ」です。ホントはこういうニッチな音を次々出していきたい。知られている作品だけでなく、近年発掘リリースされている作品にフォーカスして取り上げて知らしめたいと思っている。ちなみにUriahe Heepで言えば「キング・ビスケット・ライヴ」もだけど「The Magician's Birthday Party [Live]」と言う、21世紀に入ってケン・ヘンズレーとジョン・ロートン参加の「Magician's Birthday」の再演ライブがある。そんな懐かしい名前で出ています的なアルバムやライブ音源も多分多数リリースされているが、本日は「キング・ビスケット・ライヴ」で。

 1974年2月のライブでまだまだ全盛期。ゲイリー・セインもデヴィッド・バイロンも健在、そしてケン・ヘンズレーもブイブイと鳴らしまくってます。この頃のユーライア・ヒープは音が厚い。ケン・ヘンズレーによる部分が大きいが、とにかく分厚くてギターもうるさいしドラムはドタバタと重いし、重心が全て下にあるようなバンド。ライブだとちょっとドタバタしすぎてる感はあるが、それがユーライア・ヒープの姿だ。テクニカルでなく、音の面白さとアイディアのバンドに近い。個性的なメンツで面白い音が出てくるトコロが特徴的でドイツ人にも愛される音、そして誰もがやってみようと思う音のようだ。

 「キング・ビスケット・ライヴ」でのライブは「Live '73」の録音時期と近いけど、なぜか「キング・ビスケット・ライヴ」の方が粗くて白熱している、生々しいライブらしい音。その方が好きなので「キング・ビスケット・ライヴ」は馴染みある。しかし名曲多くてすっきりしました。

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