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U.S. 00s Hard & Heavy

Animetal USA - Animetal USA (2011)

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 キテレツな最高潮、ここまでやるかアニメタルUSA。日本のアニメタルはもう15年くらい前の話。元アンセムの坂本英三氏が歌ってメタルファンで話題になった。ところが今や日本のアニメは世界を制するどころかますますオタク化して世界を内に引っ張り込んでいる。今回「アニメタルUSA」を聴くと日本人は骨の髄からアニメで育っていると。

 「アニメタルUSA」はUSAです。メンツの凄さはアチコチを見てもらうとしても、ボーカルの元ラウドネスの肩書きがハンパじゃなくハマってる。さすがに日本を知っているのか、良い感じに雰囲気出してるし、カタカタ英語を叫ぶのもアニメの醍醐味。このヘンの空気感をプロデュースしているのはマーティ・フリードマンだろう。どの曲も同じようなアレンジと怒涛のメタルなので、ちょっと変化が欲しかったが、イントロのリフやアレンジはA級メンツの仕事です。文句なしのテクニックと迫力でグイグイと迫ってくる。ヤマトから始まるから素直に燃える。知らない曲が数曲あったが、も知ってる曲でも微妙なアレンジもあるから、単なるメタル化でもない。メロディ崩してるのも賛否両論だが、楽しめる部分だけ楽しめば良いアルバムなので堅い事言わないが賢明。

 贅沢言うと、今度はアニメタル・ヨーロッパやってほしい。今回の怒涛のメタルもさすがUSAだけど、ヨーロッパの荘厳なメタルで組み立てたらもっと壮大な涙を誘う楽曲になる気がする。オランダやフィンランドあたりでやってくれると最高。

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好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪