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Deep Purple #2: Ian Gillan, Roger Glover, Jon Load, Ian Paice

Deep Purple - Who Do You Think We Are (1973)

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 レコード屋に行って色々なコーナーをじっくりと探して見て回り、メジャーなバンドも一通り見るといつも通りの名盤が鎮座している。さほど興味無くても全部見てるので、いつしかアルバムジャケットからそのアルバムを覚えて、実は中身を知らないのも多かった。今でも多分そのままジャケットは見たことがあるだけのも多い。Deep Purpleの所でも大抵エサ箱に残っているアルバムがあって、その中でも何ら興味を引かなかったアルバムが本日のお題。

 第二期Deep Purple最終作、1973年リリースの「Who Do You Think We Are」。バンド全盛期にリリースされた気合の作品。バンドも一丸となったアルバムと期待して買ったら、スカされたってアルバムと伝え聞く。理由は言われているようなイアン・ギランとリッチーの確執やメンバーの仲の悪さによるらしい。一番の全盛期だからそれぞれのエゴも強くなって、器用すぎるバンドのメンバーとやりたい事が明確なギタリストでは上手く進まなかったのもしょうがないかと。そんな雰囲気や作品の詰めの甘さが出て、圧倒的人気に欠けるアルバムとして知られている。全然聴かなかったし、聞きたいとも思わなかったから記憶にない。やたらつまらなかった記憶だけ。実際そんな事もないから、聴く回数が極端に少なかっただけだ。

 Deep Purple、リッチーをしてブルースベースの作品はダメだろうの一言に尽きる。いくつか疾走感のある楽曲はさすがジョン・ロードと言わんばかりの躍動感溢れるものだし、リッチーのギターも冴え渡ってはいないけど、それらしいプレイが弾かれているので悪くない。ただ、他の曲がバリエーション豊かと言えば聞こえは良いが、方向性が全く定まらないし、エネルギーの持って行き場も分からないし、散漫な印象は拭えない。それでも新しい試みをいくつも仕掛けているから、次なる息吹に向けて何か見えそうな雰囲気はある。結果的にこの後の作品を聴くと何の肥やしにもなってなかったが。

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