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The Corrs & The Cranberries

The Corrs - Forgiven Not Forgotten (1995)

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 お国柄の違うバンドの音を聴く時、印象的な事はその国の持つ旋律や民族的な楽器やリズム。日本で言えば日本語や三味線の音、和太鼓も入るが、そこに和風な旋律が盛り込まれれば唯一無二のサウンドで世界で通じる。今のところそこまで見事に融合させた音楽は聴かないけど、上手くやればワールドワイドにウケる。何度も出て来て失敗してるかもしれないが。自分が今アイルランド系を聞いているのも、アイルランド風味があると個性的になって聴けるから。

 The Corrsはリアルタイムで聴きまくってた。当時ロックも忙しかったけど、一方でロックだけ聞いてたら出て来ないメロディやケルト風味のThe Corrsにも惹かれた。1995年のデビューアルバム「Forgiven Not Forgotten」は試聴コーナーでキャッチコピーに釣られて聴いて一発で気に入ってその場で買った。このアルバムはホントによく作り込まれて隙がない。ポップセンスもアイルランドセンスも、それにテクニック、歌、曲の良さ、アレンジ具合にアイルランドエッセンス出しのトラッドのインスト、更に三姉妹の容姿の美しいから楽しめた。

 久々に聴いてるけど傑作アルバムで、ポップな中で間奏が入ると必殺のケルト旋律のバイオリンやホイッスルが入り、コーラスワークも美しく出来る事全てつぎ込んで完璧に作り込まれている名盤です。ここから始まり、新作が出る度に買って見て聴いて楽しんだ。結果的にアイルランドでU2と肩を並べる程の大成功を手に入れたバンドになっているから素晴らしい。

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