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ジーズアカデミー全カリキュラム終了「G1クライマックス決勝。そして舞台はGGAに」

「逃げない。負けない。諦めない。そして、絶対に裏切らない」そう叫びながら飯伏 幸太が混戦のAブロックを勝ち抜いた。

そして今シーズン最強と謳われたジェフ・コブと「レインメーカー」オカダ・カズチカとのBブロック直接対決。

すべての新日本プロレスファンが、G1クライマックス決勝カードの行方を見守っていた裏番組で、僕は一本の報告を待っていた。

ジーズアカデミーには「GLOBAL GEEK AUDITION(GGA)」という、Y Combinatorでいうところの「Demo Day」のようなイベントがある。
その「GLOBAL GEEK AUDITION」に参加できるのか!?その結果発表が昨日だった。

予選には30-40組ほどが参加。ひとり5分のプレゼン。そしてGGA当日には15-20組ほどが参加できる。

正直にはいえば、ジーズアカデミーに入学した当初、投資家や企業向けのピッチイベントには、あまり興味がなかった。
前職で散々、関わっていたせいかもしれない。

ただ、心境の変化もあり、「ここまで来たのだから!」とGGAに参加したくなった。
結果としては、見事に合格。11月4日の本戦に出場できることになった。

ジーズアカデミーに入学した理由は、
「自分のリスクで、自分の意思決定で、自分の手で」プロダクトをつくりたくなったからだ。
そして入学から6ヶ月が経ち、手元には自分がゼロからつくったプロトタイプがある。

矢虎くんが言っていた。
「あーこわい…作品をつくるって…何かを選ぶって、すっごい孤独だ」と。
いまなら少しわかるかもしれない。
このプロダクトには自分しか関わっていない。自分で決めて、自分で選んで、自分でつくったプロダクトだ。

もちろん、それがやりたかったのだ。
しかし、それをいざ「世の中に問う」瞬間になると、だんだんと怖くなってきた。

果たして、これはよいものなのだろうか?
それは、お客様に聞いてみる他に確かめる術はない。

恐る恐る国内外のお客様になって欲しい方々にDMというラブレターを送ってみる。
「まあ、そんな簡単に返信なんてあるはずないんだから!」
そんなハスった態度とは裏腹に、心臓はバクバクしていた(はじめてのテレアポ体験を思い出した)。

一夜明けメールを確かめてみると、なんとカナダのお客様から返信があった。
「Cool!」
簡単なメッセージのやりとりだったが、小躍りするくらい嬉しかった。
それからちょこちょこ国内外のお客様から返信をいただけた。

「あー、もうこれは自分だけのプロダクトではなくなってしまったな」
「このお客様たちのためにも、プロダクトを頑張って育てないといけないな」
それがGGAに参加したくなった心境の変化だった。

責任とはなんともありがたいものである。
「自分のためだけ」というのは、自分自身の性質もあってなのか、なんとも頑張りに欠ける。
「このお客様のために頑張ろう」そんな新しい動機が芽生えたのが嬉しかった。

しかし、それで気づいたことがある。
それは「自分は、自分がこれまでに関わりを持った方々の積み重ねで出来ている」ということだ。

「自分のためだけに頑張る」というのは難しいが、これまでに関わった方々のためなら頑張れる。
それは自分のなかで大切にしたいプライドでもある。

「Cool!」といってくれた、あのカナダのお客様のために。
これまで関わってくださった方々のために。
「GLOBAL GEEK AUDITION」精一杯がんばろうと思う。

今日、10月21日はG1クライマックス優勝決定戦。
飯伏幸太選手。応援してます。
「逃げない。負けない。諦めない。そして、絶対に裏切らない」
僕もそれを胸に秘めて。

準備をしよう。自信と覚悟が生まれるまで。
そうしたら、ご飯をよく食べて、お風呂に入って、くだらないバラエティを少し見て、寝る!

「GLOBAL GEEK AUDITION」楽しんで、かましてこようと思います。

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