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超個人的2020上半期ベストアルバムTop12邦楽編

はじめまして。ロキノン侍と申します。
普段はTwitterやInstagramなどでバンド紹介をしています。
邦楽の2020上半期ベストアルバムを超個人的に決めました。最初Top10にしようと思いましたが紹介しないわけにはいかないアルバムが多くて12枚になりました。初めてのnote投稿です!早速12位からどうぞ!


12位 BiS

「LOOKiE」

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早速WACKオタがバレましたね〜まあジャケットからわかるようにあのバンドのオマージュですね。アルバムのリリース週も同じだったみたいだし、オリコンランキングはBiSの方が高かったみたいですね。
内容としてはジャケット通りにこれアイドル?ってレベルのゴリゴリにパンクでメロディアスな楽曲とそれを歌いこなす4人の個性あふれるパワフルで高い歌唱力。ほんとデビューして一年経ってないとは思えない、これ聴いて武道館が見えました。
ライブ観るたびに圧倒的なパフォーマンスを魅せてくれるグループでほんと今後期待です。

11位 SMTK

「SUPER MAGIC TOKYO KARMA」

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天才ドラマー石若駿率いるインストバンドのSMTKの1stAL。
初めて聴いたときはほんと度肝抜かれましたね。なんだこれ⁈
高いスキルを持つメンバーが繰り出すフリージャズにロックやらパンクやらを突っ込んだみたいな超ダイナミックなサウンドで最高でした。
荘子itとのコラボの曲も演奏とフロウが化学反応を起こしているような感じでめちゃ良いです。

10位 リーガルリリー

「bedtime story」

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リーガルリリー初のフルアルバム。
リーガルリリーらしい文学的な歌詞とたかはしほのかの特徴的で伸びやかな歌と鋭く壮大なサウンドスケープが展開されとても良いアルバム。
最後の15分近い長尺の"bedtime story"も初めて聴いた時は驚いたし、リーガルリリーの新しい夜明けを感じさせてくれました。これからもまだまだ成長していって欲しいバンドですね。

9位 踊ってばかりの国

「私は月には行かないだろう」

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踊ってばかりの国の7枚目のフルアルバム。
不満や怒り、そして愛などを独特でSF的な詩感と極上のサイケサウンドで描いていく。
特に最後の"君が愛したあの空へ"は感動的で踊ってばかりの国の楽曲の中でもかなり好きな曲ですね。
めちゃ良いサイケサウンドのアルバムで毎日のように聴いています。

8位 ゆうらん船

「MY GENERATION」

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ゆうらん船の1stアルバム。
フォークやカントリーを土台にしながらサイケやDTMなどの要素も組み合わさりいままで聴いたことないようなサウンドを展開している。
新しいフォークロックみたいな感じで新感覚でクセになるアルバムでした。このアルバムも毎日のように聴いてます。

7位 ステレオガール

「Pink Fog」

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ステレオガールの初のフルアルバムそして全国流通盤。
UKロック感溢れる楽曲や気持ちの良いギターソロなとステレオガールの良いところが満載のアルバム。
ちょっとネタバレになりますけど、このアルバムにはCD版にだけ告知されていないシークレットトラックが2曲だけありまして、一曲目は町の雑踏など環境音などをミックスしたインスト曲。二曲目はステレオガール屈指の名曲"ひとごろし"の再録バージョン。シークレットトラックが流れ始めたときは訳分からなくてめちゃ興奮したのを覚えてます。この二曲はサブスクには配信されておらず、サブスク時代のCDのあり方を考えさせられる一枚でした。
このアルバムを聴いてただの新人バンドじゃ無いなと思いました。ほんと期待のバンドです。

6位 ゲスの極み乙女。

「ストリーミング、CD、レコード」

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CDの代わりにバームクーヘンでリリースしたりなど音源のあり方について問題提起するような一枚。
いままでよりさらに緻密なサウンドと複雑なメロディとなっていてJポップ感は減っている印象、プログレ感があってかなり好き。
Spotify向けにギターの音を減らして、その代わりホーンやストリングスが増えサウンドの幅がひろがったり、ちゃんMARIやほないこかが半分くらい歌っている曲など新しいゲスの極み乙女。を感じさせる内容でした。
改めてゲスすごい。

5位 WONK

「EYES」

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WONK初のコンセプトアルバム。
今の情報社会や宇宙をテーマに脚本を作りそれに沿って楽曲を作っていくという製作方法で作られた22曲もの大作。
アルバム通して没入できるブラックミュージックをベースとした壮大なSF感あるサウンドでとても良かったです。
このアルバムのもう一つの大きい要素として7月に発売されるCD版のアートワークもあると思います。3DCGやARなどの最新技術を用いてEYESの世界観を表現していく内容になるそうです。視覚表現はこれからの時代において重要な要素となっていくと思います。このEYESという作品は音楽を視覚的に表現するアルバムとして先駆け的な存在になるのかなと思いました。
なんか視覚表現の話ばっかになっちゃったけど曲も最高です。毎晩聴いてます。

4位 サニーデイ・サービス

「いいね!」

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サニーデイ・サービスの13枚目のアルバム。
恥ずかしながらこのアルバムで初めてサニーデイ・サービスを聞いたのですがめちゃハマってしまいました。
アルバムの内容としては前作の「the CITY」とは打って変わって瑞々しいロックとなっている、ネオアコの雰囲気も感じさせる。
"春の風"が特に好きですね。冒頭の「今夜でっかい車にぶつかって死んじゃおうかな」って歌詞がネガティブだけどなんか軽やかですっと心に入ってくる。アルバム全体で見てもそんな感じでとても良かったです。このアルバムも毎日のように聴いています。

3位 King Gnu

「CEREMONY」

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King Gnuの3枚目のフルアルバム。
前作「Sympa」のようなKing Gnuのサウンドや世界観強めな感じとは違って、かなりポップ寄りで全曲キラーチューンのような勢いある内容、収録曲みてもほぼタイアップ曲ですよね、ほんと勢いすごい。
ポップなキラーチューンが多く入ってるなか、クライマックスの"壇上"でアルバム全体が締まる感じが他のバンドとは違う重さがあって流石King Gnuって感じでした。そして"閉会式"、常田大希の圧巻のチェロでアルバムに幕を閉じる。初めて聴いたときは1人でスタンディングオベーションしたのを覚えています。
ほんとすごいバンド、20年代を代表するバンドになっていくでしょう。

2位 GEZAN

「狂(KLUE)」

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GEZANの5枚目のフルアルバム。
全曲BPM100に揃えられていて、ダブやパンク、ヒップホップなどの楽曲がシームレスに流れていく。民族音楽的なサウンドがアルバム全体に不穏な雰囲気を与えていてとても良かったです。
いまのコロナ禍の状況に偶然にもマッチし、2020年を代表するようなアルバムになっているかなと個人的に思います。
"東京"までの流れがとても良かったです。



いよいよ第1位の発表です!まあサムネイルでだいたいわかるんですけど。1位はこのアルバムです!



1位 藤井 風

「HELP EVER HURT NEVER」

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藤井風の1stアルバム。
2020年突如現れたこの男。"何なんw"や"もうええわ"の先行シングルで話題を集め、多くの人が期待していたこの一枚。
期待通りいや期待を大きく上回る名盤だと私は思います。1stアルバムでこの完成度は凄すぎる。
洗練された都会的なサウンドとジャズやR&B、歌謡曲から影響を受けた極上のメロディ、そしてクセのある岡山弁の歌詞をソウルフルな歌声で歌い上げる。
一曲一曲自分の琴線に触れる感じで捨て曲が一曲も無い。マジですげえ(語彙力)
2020年、いや20年代を代表する名盤だし、20年代を代表するアーティストになっていくと思います。


以上が自分の上半期ベストアルバムTop12です。結構豊作だったんじゃないかと自分では思います。新しい時代を感じさせるアルバムが多かった印象です。コロナ禍でずっと家でこの12枚を聞いていました。
下半期もbet cover!!やDos Monos、ヨルシカなど楽しみなアルバムがたくさんあります。年間ベストがどんな感じになるのか今から非常に楽しみですね。
初めてのnote投稿で話が脱線したりめちゃくちゃだったと思うんですけど最後まで読んでくれた方本当にありがとうございますm(__)m
また洋楽編もやろうと思うので良かったら読んでみてください。
それでは、藤井風のヤバいピアノソロでさようなら。


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