#12 [ライブレポート] TILT総進撃
・2014年にFacebookで、ある投稿を見かけました。TILTが再始動する‼️ という記事を。
その投稿には80年代の頃のTILTのライブ映像
が載せられていて、メンバーが縦横無尽に動き回る映像が出てきて私はその映像に釘付けになり吸い込まれていきました。
私はTILTのCDやレコードを買い漁り、どんなライブをやるのかと想像が膨らみ続ける日々でした。
80年代の音楽雑誌を読むとTILTが当時どれだけの本数のライブをこなしてきたか、バンドの大先輩達からいろいろな話を聞くとリアルタイムで体験した事が無い私達からするとTILTは間違い無く伝説のバンドでありました。
そして、数年の時を経てやっとの思いでTILTのライブを初体験することになりました。
・TILTが再始動から現在に至るまでに「THE BELLY OF THE FISH」「THE BEAST IN YOUR MIND」「the Fool」を発表し、更には「TILT 'N'ROLL CIRCUS」(ライブ盤)がデンマークからも輸入盤がリリースされ、世界にも進出をしています。
現在は「関東大咆哮撃ツアー」という関東方面での対バン形式のライブを行なっており、今回は2月3日の渋谷GARRETでおこなわれたTILTのライブへ行ってきたのでその時の様子をお伝えしたいと思います。
2月3日の対バンは、G.O.T.Y、SAISEIGAとの対バンであり、「LIVEの帝王」の名を持つロックンロールバンドTILTと若手のロックバンドとの共演でした。
私はワクワクしながら、ビールを呑んでTILTの登場を待っているとゴジラのSEが流れ、メンバーが次々と登場し既に会場は歓声があがり盛り上がっていました。
ちなみに、ゴジラのSEがいつもと少し違うとの事でしたが私はテンション上がりっぱなしで気づきませんでしたが、ライブを観られた方は気づかれたでしょうか？
序盤からTILTの音に乗せられ、マイクスタンドを自由自在に操り、咆哮するように歌うフロントマンのAmerican Cherry
ベーシスト 宮崎"Lemmy"哲郎とドラマー 三井 昭典による身体が乗らずにはいられないグルーヴを生み出すリズム隊。
大原辰之と片野泰樹によるツインギター編成で、ステージを駆け回り、身体全体を駆使したアクションで観客を序盤から魅了しました。
バンドのサウンドは、アメリカンハードロックなサウンドで、日本のサウンドとは思えない音とグルーヴである。
バンドのサウンド、ステージアクション共に全てを吹き飛ばすような感覚です。
演奏された楽曲は新旧おりまぜたセットリストであり、TILTの最新アルバムthe Foolの楽曲も演奏されたが、CDで聴くよりもライブで聴いてバンドのパワーを感じ、ステージの一体感を感じることにTILTのライブの良さが詰まっていると思いました。
個人的にはFriday Night(アルバム「Travellin'Band」に収録)を生で聴けたことが凄く嬉しかったです。
そして、TILTの初期のアルバム「STICK INTO YOURS」からHold Me、Bloody Maryが演奏され、TILTのライブの名物でもある、「ギターサーフ」も披露されました。これはギターのハードケースを観客席に投げ込み、ハードケースの上でギターを弾くという技であるが、これには観客も盛り上がりをみせていました。
ハードケースの上に乗ってギターを弾く場面
ライブも終盤に突入し、TILTの名曲 ROCK YOUが演奏され、観客とのコールアンドレスポンスでTILTと観客が一体化になり、ライブハウスが最高潮の雰囲気に達しライブの本編は終了した。
TILTのライブが終わった時に、「TILTやばい！カッコいい。」「めちゃくちゃカッコいい」等、おそらく若い世代の方の声も聞こえてきました。
TILTが再びステージに戻り、SAISEIGAとG.O.T.Yのメンバーもステージに呼び込まれ、Humble PieバージョンのC'mon Everybodyがセッションされ、大団円を迎えライブは終了となりました。
80年代から活動を続け、伝説を作り上げてきて「LIVEの帝王」と呼ばれ転がり続けてきたTILTと、若手のSAISEIGAとG.O.T.Yが交わった事はは新鮮でもあり、TILT、SAISEIGA、G.O.T.Yが新たな伝説の一部を作り上げた一夜はとても貴重であると思いました。
これまでにTILTのCDやレコードをかなり聴き込んだつもりですが、一度ライブを体験するとやみつきになり、大暴れするTILTをまた求めてしまうという状態になりましたが、
以前に某音楽ライターの方とお話しした際に私が「TILTのライブがめちゃくちゃ楽しみで...」と話すと「ライブを観ると、音源じゃ物足りなくなっちゃうよ」と聞いたことがあります。
今まさにそういう状態です。
ぜひ皆様もTILTのライブを体験してみてください！！
▪️TILT Apple Music& Spotify
▪️TILT Official Website
▪️TILT Facebook
▪️TILT X(Twitter)
▪️TILT Online Shop
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？