私とダイソン扇風機の付き合い
私とダイソンのテーブルファンが出会って、もう10年になる。定期的に輪っか状の整流板部分を外して内部を掃除しているおかげで、10年経った今でも元気に動いてくれる。
「羽根がない扇風機」というキャッチコピーだけど、実際には整流板を外すと、本体内部に羽根がついている。上手く設計された整流板から出た空気の流れが周囲の空気を巻き込むことで、羽根の大きさ以上の実力を発揮するのだ。
沖縄在住で極端な暑がりの私にとって、涼をとる手段はエアコン一択だ。ダイソンの扇風機は、その補助。そして、風呂上がりのドライヤー代わりとしても重宝する。私は短髪なので、扇風機の前に座り、風量を最大にして頭をわしゃわしゃすれば1分ほどで乾く。
整流板の輪っかに頭を入れて両手を床につき「きかんしゃトーマス」とかつぶやく。私の名前は六畳十益だが、名前の由来は別の人物なので悪しからず。
そんなダイソン君にも、欠点が2つある。
一つ目は、旧式なため風量を上げるとうるさいこと。テレビやステレオの音を余裕でさえぎる。最少風量でも結構な風と音なので、ドライヤー代わりの時以外はいつも最少風量だ。
二つ目は、ダイソン君の前で「あ〜」と発声しても、声を反射してくれないこと。親戚の子たちがつまらない顔をする。
保証期間はとっくに過ぎている10年選手のダイソン君。電源ボタンが弱ってきたけれど、まだまだジェットエンジンのような音を立てて頑張ってくれている。これからもよろしく。
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