神席で推しのLIVEを見た話(ネタバレなし)

音楽における私の最推し二大巨頭はB'zと斉藤和義さん(せっちゃん)。どちらもFCに入っております。

そして私はギターを弾いているわけで。アコギはせっちゃん、エレキは松本さんのプレイスタイルが好きです。
これは単に好みの問題なのですが、アコギに関してはせっちゃんの右手の動きが自分の理想通りでして…必然的に音色も好みなんですよね。エレキは松本さん特有のトーン、半ワウ、カッティング、美しい運指、大好物です。どちらも延々見てられます。

縁あって、私は昨日せっちゃんの弾き語りLIVEを最前列のど真ん中の神席で見ることができました。
地元のホール、最前列と舞台の距離は50cmぐらい。手すりもなし。せっちゃんが演奏する位置まで2mぐらいの距離です。着席した瞬間吐きそうなほど近かった、、自分が立ってせっちゃんが椅子に座ると目線がほぼ同じっていうね…何という贅沢!

実はせっちゃんのLIVEの最前列は二度目ですが、弾き語りでは初めて。さらにギターを弾き出してからこんなに間近で演奏を見るのも初。最初から手元をガン見するつもりで参戦しました。結果、めちゃくちゃ勉強になった!

ギターを手にして2年弱。なかなか上達しないけど、ギターを弾いてて良かったと思うことがあります。それは、LIVEの見方や音楽の聴き方が変わること。
そりゃ上手いのは当たり前なんだけど、彼らがいとも簡単に弾いているあらゆるフレーズにいろんな気づきがあるんです。それが面白くて楽しくて。

自分が練習しててうまくいかないところはこんなふうにしてるのか。ピックの角度や深さはどうなってる?手のどこを支点にして右手を動かしてる?どこでミュートかけてる?

…書き始めたらキリがないけど、教則DVDでも見るような感覚でそんな風に事細かにガン見してたので、振り付けとかちょっと乗り遅れた部分もありましたがw、こんな神席は滅多にないのでありがたく拝み倒しました。

せっちゃんはミュートが抜群にうまい。余計な音が鳴らないから雑味のない美しい音色になるんですよね。松本さんもそうなんですけどね、これがめっっっちゃ難しいのよほんとに…あとハンマリングとプリングの音がぼやけずにくっきり鳴らせる秘訣を教えてほしい…(課題山積)

…とまぁギターのことばかり書いてしまったけど、セトリも私にとっては最高でした。
せっちゃんは、アルバムツアーと弾き語りツアーを交互に行うのですが、弾き語りの時のセトリは新旧織り交ぜつつ、昔のアルバムの1曲みたいな曲も普通にやるんですよね。
長いキャリアの中で育まれてきたたくさんの曲を満遍なく披露してくれるのがファンとしてはとてもうれしいです。

せっちゃんの曲の洗練されたコード進行や歌詞の世界観が好きです。「歩いて帰ろう」や「歌うたいのバラッド」はリリース時から好きでしたが、撃ち抜かれたのは高校の頃。男友達がバンドのLIVEで「彼女」を演奏してて歌詞に心打たれました。ラルクやイエモンやB'zやGLAYをコピーするギターキッズが蔓延っていた当時、せっちゃんやオフコースの曲をコピーしてた友達のバンド自体、だいぶ異色ではあったけど、とにかくすごいインパクトでした。

それから月日が流れ、LIVEに行き始めたのは15年ほど前。毎年地元に来てくれるから、毎回欠かさず参戦しています。

私のB'zファンの空白期間を埋めてくれていたのはせっちゃんでした。そして、B'zファンに復帰してからも変わらずずっと好きです。
ちょっとひねくれてて、でも優しくてあったかい楽曲たちも歌詞の言葉の選び方も下ネタぶちこんでくるところも全部好き。せっちゃんの曲を聴いてると焦らずゆっくりと今を味わいながら生きていこうって思えるんですよね。

素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。来年はデビュー30周年。B'zは35周年だし、どちらの活動も楽しみで仕方ない!楽しみが待ってるって、幸せなことです。さて、私はギターがんばるぞー!


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