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うたスト2曲目「サンドイッチスタンドの恋」


「うたスト」2曲目が完成しました。

課題曲をもとに小説や詩、イラストなど自由に二次創作をしていただく企画用の提供曲です。


今回は、春の陽気を感じられるようなポップな曲「サンドイッチスタンドの恋」。

制作の背景を語ります。


サンドイッチスタンドの恋



 

サンドイッチスタンドの恋
作詞・作曲: ジユンペイ

サンドイッチスタンドの向こう 
店の奥で微笑む君に恋した 
長い冬の出口

春の風に誘われて重いコート脱ぎ捨て
街へと繰り出す足取りが
こんなにも軽いのには理由がある
今日は やっと会える
目と目が合った途端にわかったんだ これは

サンドイッチスタンドの恋  
君の包むたまごサンドが僕のお気に入りなのさ
隠し味に忍ばせるマスタードが
つんと鼻をくすぐるぜ ぴりり恋の香り

君のことだけ考えていたくて
靴ひも結ぶ時間さえ 惜しく感じられる

動き出した恋心は別の生き物みたいだ
勝手にすたすた僕を通り過ぎてしまう

いつか届くかな
君に届くかな きっと

サンドイッチスタンドの恋 
君の包むたまごサンドは 今日もやっぱり染みるぜ
一度覚えたその味 忘れられない
前へ進む勇気をくれる恋の香り




歌詞について


読んで頂いて伝わったかと思いますが、今回は明るくポップな恋の歌詞です。


前作「徒花」では歌詞のイメージを一意に限定しないことにこだわったので、今回はその逆をやりたくて。

テーマは「恋」。主人公は男。舞台は街のサンドイッチ屋さん。この恋はどうやら片想い(しかもまだ何一つ始まっていない状態)らしい。

というような背景を大まかに設定して書きました。


どんな物語が生まれるのか、楽しみです。

たくさんのご応募お待ちしています。



曲について


実は、曲の構成は「徒花」とほぼ同じです。


構成だけでなくコード進行なんかも、「徒花」をもとにしています。「徒花」の暗いマイナーコードをひっくり返してメジャー調で明るい響きに書き換えたような作り方をしているので、設計は難しくないのに全く違った表情の曲になっています。この辺は曲を量産するうえでの省エネ活動ですね。


デモができた段階では、歌詞の主人公を女性にして女性ボーカルに歌ってもらおうと考えていたのですが、依頼している時間もなかったので自分で歌うことにしました。歌詞の主人公が男性になっているのはそのためです。


そんな男の片想いにあわせて、ギターもブルージィで荒っぽい雰囲気のフレーズを意識しました。サビ後の間奏やギターソロでその雰囲気が楽しめるかと思いますので、よろしくお願いします。




「うたスト」について


「うたスト」では、課題曲をもとにした二次創作を大募集中。

現在12曲の課題曲が公開されています。


複数応募も可能ですので、心にピンときた音楽から、あなたのストーリーを紡いでみてください。

たくさんのご応募お待ちしています!


■うたスト詳細はこちら



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