Rebooter お礼と編集後記
Rebooter、聴いていただきありがとうございました!
本当は公開直後にお礼の記事を出せればよかったのですが、プライベートでちょっとトラブルがあり、それの対応を優先しなければならなかったので遅くなってしまいました。
感想コメントやメールも頂きありがとうございます。
今後も年中無休で受け付けてます!
頂いた感想で多かったのは
■イントロが印象的
■爽快感がある
■転調が意外だった
■思っていたより結構がっつりロックだった
■歌モノだと思っていた
などがありました。
それぞれコメントしたいと思います。
イントロについて
人によると思いますが僕はインスト曲をつくる際にリフから作ることが多いので、それなりにしっかりしたリフが出てこないとそもそも曲作りが始まらないです。
Rebooterのリフは、Rebooterを創ると決めてから考えたのではなくリフが生まれてから曲にしようと思った感じなので、そういった意味ではかなり強いリフになったと思います。
耳に残るリフを考える努力をするよりは、採用したリフをいかに耳に残るものにするか工夫する方向で頑張るとうまく行くことがあります。Rebooterも、その一例ですね。
※キャッチーなリフをつくるコツについては、この記事の後半で詳しく書いています。ネタバラシ的な内容なので有料ですが、以下のツイートをRTする方には拡散のお礼として無料で読んでいただけるように設定したのでぜひRTおねがいします!
爽快感
曲のどの部分から爽快感を感じてくださったのかはわからないのですが、後味のスッキリした曲にしたいということは考えていました。個人的には、どちらかというと情熱とかアツい想いみたいなことをテーマにしていたので、そこから爽快感を感じてくださったのは意外であると同時に嬉しくもありました。
曲は、聴いてくれた人の感性によって育ち方が変わるので、作者の想像通りの反応しか得られないというのはあまり好ましいものでもなく。。。
もちろん、大体こっち方面のリアクションをしてほしいという大まかなベクトルは描けないといけないしそれをコントロールできないのは問題なんだけど、かといって一言一句まで同じでなくてもいいというか。
失恋をテーマに書いたのに初恋の曲だと受け取られるようではさすがにNGだけど、朝陽を描いたつもりが夕陽だと解釈されたとかは、全然ありだと思います。この曲の爽快感についても、そんな感じです。
転調について
曲の前半はAmですが後半でDmに移調しています。大変申し訳ないのですがこれには音楽的な意図があったわけではなく、そのほうがメロディの“すわり”がよかったからそのままDmのkeyで書いたという感じです。
ただ、ずっとリフとテーマの繰り返しじゃつまんないから途中でガラッと曲調を変えたいということは最初から考えていたので、意図があるとしたらテンポチェンジする中盤のブロックです。スライドギターを弾きましたが難しかったです。
思ってたよりロック
これはたぶん公開前のマガジンとかで「ブルースのインストですよ」と言いまくってたせいかもしれません。なにをもってブルースというか、なにをもってロックというかは人によって異なることなので正解なんてないんですけど、音作りとか構成とかで考えるとこの曲はたしかにロックだと思います。
僕としてはどんなジャンルに分類されても構わないのだけど、個人的にはブルースイズムを感じる曲になったとは思っています。でもそう感じない人がいてもそれが間違ってるってことじゃないので、それぞれの感覚で楽しんでくれたら嬉しいです。
歌モノだと思ってた
友人の応援歌とか言ってたせいでしょうね。
すいません。インストっす。
Rebooterという曲を歌曲にリアレンジする予定はないけど、アルバムには歌モノもまぁまぁな数が入るので、そっちは楽しみにしていてください。
ちなみに、Rebooterをリミックスなどで二次利用したいという方がいたら、全く問題ありませんのでぜひどうぞ使ってください。
ただし無断使用はお断りしているので、ご使用になりたい場合はお手数ですが事前にご一報ください。
以上、Rebooterのお礼記事でした!
今後とも、作者ともどもよろしくお願いします!
リフを印象的なものにするために
さて。ここからは、前半に一部書いた「リフを印象的なものにするために」という点について説明します。
リフは印象的でなければなりません。
その曲を印象付けるために作られるパートなのだからそれは当たり前のことです。
現代で言ったらなんでしょう、YouTuberのキメ台詞とかに似てます。
ハローユーチューブといったらヒカキンさんみたいな、そういうイメージ。
で、ここからが本題なのですが、それ自体で印象的なリフを創るということは結構ハードルが高いです。
聴く相手を選べないから、見ず知らずの特定の人間が印象的だと感じる音楽をつくるのって、無理です。
となると、広く一般的に多くのひとが覚えやすいフレーズを作ることが、印象に残るリフの作り方ということになります。
覚えやすさは「簡潔さ」です。
情報が多いと覚えられないので、少ない情報で頭に届ける必要があります。
東京駅の地下通路に、八重洲から丸の内へ通り抜ける道があるのですが、その英語表記が
A pass for Maruno-uchi side
となっていました。それを見たアメリカ人の友人によると、意味が伝わらないことはないけれども、ややこしいのだそうです。急いでるときにパッと見たら、「は?」ってなるくらいのレベルみたい。
じゃあなんて書けばいいのって聞いたら
↑ Marunouchi
でいいよ
と言ってました。
ようするに、パッと見てわかることが重要ということです。
リフを作る際にも同じようなことを意識していて、
・使う音数を少なくする
・シンメトリーな構造にする
・そらで歌えるフレーズにする
などがあげられます。
これらのことは、リフをつくる人は全員もれなく考えていることなので、使える音が少ないのにそれをつくる人数が多いことを考えると、いずれは似たようなリフが世の中にあふれかえることになります。
リフが他人と被るのはかなりタブーなので、それを避けるためには、あまりシンプルなフレーズではないが覚えてもらいやすいリフをつくることを考えないといけません。
ここから先はブレインストーミング的になっちゃうのですが、たとえば、
ここから先は
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