ソフトウェア開発201の鉄則 原理50:要求:要求に優先順位をつけよ

要旨

* 複数の要求項目は、全て平等ではありえない
* なので、要求項目に優先順位をつけよう
* 仕様書の各項目に優先度を明記する欄を設け、Mandatory / Desired / Optional といった優先度がわかる表記をしよう

解説

この原理では、宇宙船システムに搭載する「インスタント・ドリンク」と「生命維持装置」が要件の例として上がっている。どちらが重要かは一目瞭然。

流石に、「優先順位をつける」こと自体は、ソフトウェア開発の現場に深く浸透しているようだ。あまり、これでトラブったという話は、聞かない。

一点だけ。優先順位は、客観的なものでは、実は、ない。上記の宇宙船システムの場合は明白だが、決定者、状況によって順位が変わることも、あり得る。定期的に見直すことが大事だ。

ちなみに。優先度の表記は、この原理だとMandatory / Desired / Optional 。

自分の周りでは、High / Mid / Low。これで十分だろう。MUST / SHALL / WANT というのも聞いたことがあるけど、使ったことは、ない。


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