ソフトウェア開発201の鉄則 原理30:レミング(一時の流行)は心して使え
要旨
* 新しい、流行りの技術や手法は、どんな場合にでも有効では、ない。
* 多くのプロジェクトで使用されているからといって、自分の環境でもうまくいくことが保証されているわけでは、ない
* なので、費用対効果、リスクについて自分の環境で現実的に考え評価してから使え
解説
Twitter をはじめとした、強力な拡散力のあるSNSがある時代、「みんなが使っている」 「多くの人がいい、と言っている」といった流行にますます影響されやすくなっている。
莫大な費用をかけた宣伝ではなく、実際に使用した感を伝えた口コミ、影響力も大きければ、案外信用度も高いものだ。
なので、それを「お、ええやん」と思うのは、いい。
ただ、「盲目的に信じるな」ということ、この点だけは、決して忘れては、ならない。
自分の環境に合うのか、本当に効果があるのか、はきちんと見極めよう。
たとえば、大規模プロジェクト向きの手法、ツールは、本当に個人開発が中心の貴方に合うか?
仮にあったとしても購入できないかもしれない。無理に購入したとして、それに見合う効果は得られるのか?
そういう熟慮が必要ですよ、というのがこの原理。
銀の弾丸などは、存在し得ない、のである。
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