ソフトウェア開発201の鉄則: 一般:原理27:目標を達成したらそこで止めよ
要旨
* ソフトウェア開発者が使う手法・技法は、二次目標に対応した目的がある
* その目標を達成した時点で、その手法・技法はそれ以上は不要なので使うことを止めよう
* 目標を忘れて手法・技法にのめりこんだり、手法・技法のために目標が変わるのは本末転倒
* ただ、目標達成時点で止めた残りは、本当にやらなくていいかは、全体を見てから判断しよう、その部分が重要となる局面があるかもしれないので
解説
この原理、一つの原理でいろんなことを言いすぎ。上記の要旨の、最後の項目は、一旦忘れよう。
言いたいのは、「目標達成が最も大事である、そのために技法・手法を使うものだ」それが逆になってはいけない、ということだろう。
目的と手段が逆転する、ということは、よく起きる。
なぜだろう。
ひとつは、この原理で言っているように、目的を達成するための手段を実行していると、その手段に「のめりこむ」というのがあるのだろう。とくに、その手法・技法が優れたもので、大きな効果が期待できそうなものであればあるほど。
つねに、「何のためにやっているか」は自問自答するようにしよう。そして、狙った通りの目標を達成したら、すぐにきりのよいところで、止めよう。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのである。
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