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活動の原点


いきなり意味深なタイトルですが そもそもインスタやnoteに投稿し始めたのは

「このまま死ぬのが怖い」
という強迫観念からです。

強迫観念というと大仰な感も否めませんが、
美大を出ていざ就職、でも学生時代力を入れた私の得意なこと(絵を描くことや音楽を奏でること)などは、全く求人情報には出てこないのです…

営業、経理、事務、…など、規定の職種しかなくて、自分の得意を活かせないな、と絶望感に打ちひしがれた20代初頭でした。

折しも当時は就職氷河期。買い手市場ということもあり、自己を企業の求める形にモディファイしないとなかなか希望の職にありつけない時代でした。

その頃に描いたのがタイトル画です。
異形のもの達が狭いセル(独房)に押し込まれている…画一的な社会の価値基準のなかで個性を発揮できず、疎外されたもの達のエレジーを無意識に描いていました。

いまでこそダイバーシティとか企業が叫んで、多様性を大切にしようとか言ってますが、当時は格付けと仕分けがハッキリしている時代だったように思えます。コミュ力が高い人や体育会系が強いのは昔も今も変わりませんね。

そして、続きの絵です。
狭い独房に閉じ込められていた異形のもの達が、天から光が降り注ぎ、自由を得て独房から解放されて羽ばたく図です。

あいにくこれを手掛けていた頃に最初の会社の就職が決まり、しゃにむに働いて放置したので、筆半ばで未完です。。。

久しぶりに数十年前に描いた絵を見て、今自分の置かれている境遇と、当時やりたかったことのギャップを痛感して、このままでは悔いが残ると危機感を抱き、筆を取り始めた次第です。

もっとも、就職してからは良いこともあり、
特にクライアントワークを主にやってきたので、お客様との対話の中でのものづくりを学びました。

お客様目線でのものを考える。これは大きな発見でした。お客様が楽しんでもらえるようなアート活動…並行してやっていた、バンド活動でもそれを体験する事ができました。
お客様のレスポンスを目の当たりにしながらのライブステージの経験は、沢山の自信と経験値を与えてくれました。

紆余曲折ありましたが、これが今後追い求めるスタンスとなりそうです。

色々試行錯誤しますが、皆さまどうぞ暖かい目で見てやってください。どうぞよろしくお願いいたします。

Roccomotto

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