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透析専門医 試験対策/勉強方法

現在私は泌尿器科医+透析医として働いています。
透析医として本格的に働き出したのは2023年度からでした。

そして2023年に透析専門医を受け、合格することができました。
(ちなみに得点は80点でした。)

透析専門医は受験するまでがとにかく大変で、論文や症例要約を書いたり、
以前勤めていた施設に症例要約のサインを貰ったり、面倒なことが多いです。症例要約は一度仕上げれば次回も使えますが、他施設からサインを貰うのを繰り返すのは非常にだるいので、一発で受かりたいところです。

基本泌尿器科医として働いていたため、当初内科分野や透析の知識が乏しく、なかなか苦労しました。PA、PE、DFPPってなに? いったい透析回路ってどうなってるの? ダイアライザってなに?って感じでした。
分からかない事だらけだったので、6月より徐々に試験対策を初めていきました(試験は10月中旬でした)。

そんなアホで未熟だった私が試験で80点を取ることができたのですが、
・どのような対策をしたか、お勧めの勉強方法、使った書籍
・実際の試験で問われたこと(試験は100問、120分)
・面接で聞かれたこと
などについて触れていきたいと思います。

私の周りも、一度落ちたらモチベーションが上がらず、その後も複数回受けることになったDrや、しまいには専門医取得を諦めたDrもいます。
受験料もバカにならないため、やはり一発で受かりたいところです。

そんなこれから受ける先生のために、
有意義な情報をお届けしたい思います。応援しています。

先ほど申し上げた通り、私はかなりチンプンカンプンな状態でした。
どのような問題が出るのか想像がつかなかっため、まず早めにアイテムゲット、専門研修トレーニング問題解説集(以下問題集)をゲットしてみました(知人Drより譲り受けました)。問題集自体は8月に受験生全員に送られてきますが、私はそれまで待てませんでした。しかし問題集の中をさらっと見てみても全く意味不明でした。特に血液透析、腹膜透析分野が。自分の基礎の無さを痛感し、さらに不安が増しましたが、まだ時期は6月、幸いまだ時間があったので、コツコツやっていくことにしました。

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