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freee人事労務で法定調書と源泉所得税が納付まで1時間で終わっちゃったぜって話

新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回も代表の山本です。

前回のエントリーでも書きましたが、世間では年末の風物詩「年末調整」を終えたことなどすっかり忘れられてしまっているのでしょう。しかし年末調整のゴールは所得税徴収高計算書(いわゆる源泉所得税の納付書)への反映であり、その所得税徴収高計算書はもっと法定調書の一部を構成する、ということで、この全体感を知るものにとっては給与所得の年末調整だけでヒーヒー言うなど、富士山の五合目まで車でドライブして「富士山登るの大変だったわ!」とイキるようなものだったりすると言っても過言ではありません(過言です)

というわけで、我々も年末調整や法定調書、あるいは源泉所得税の納付の特例を適用されているお客様などのサポートとして1月というのは地味に色々と気を揉む月なわけですが、なんと仕事始めの今日、自社の法定調書が狐につままれたように1時間で終わってしまったということを反省しに参りました(有吉反省会風)

本当は1月4日から法定調書やら納特(下期)の処理なんてやる予定じゃなかったんです。12月の勤怠の申請がチームの全員から上がってきたので、一年の計は元旦ならぬ営業初日にあろうなどと清々しい気持ちで当社の勤怠管理ツール兼給与計算ツールであるfreee人事労務を開いたところからこのストーリーは始まります(ところでみなさん知っていましたか?freee人事労務ってのが正式名称なんですって。私、ずっとお客さんに人事労務freeeと連呼してきました。これからも連呼してしまいそうです。)

それで、freee人事労務をおもむろに開いたところ、なぜか気になるボタンを発見したのですね。偶然に。そう、このオレンジのボタン。去年までこんなのあったけ?

早速ポチッとな↓

年末調整がオール100%なのは先月の自分を褒めてあげたいと思います(当たり前)

すると、こう来ました↓。

個人情報のところのダサいマスクは突っ込まないでください…

「おまえ"達人"かよ!」と独りごちとかごちてないとか(すみませんマニアックなネタですが達人というのは税理士界隈でかなり有名な税務ソフトです)。この左のほうに縦に並ぶメニューは、完全に法定調書フルラインナップなわけですね。まさかfreee人事労務っていう被雇用者の給与を管理するのが仕事であるソフトから好奇心でボタン押したら法定調書の書類が全てここで完結している世界線など誰が想像しますか?しないでしょう普通。

しかも、すごいのはここからも続きます。うちは会計システムが会計freeeなので、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」の情報もちょっとしたマスター設定を行ってワンプッシュで集計できちゃったわけですね。意味わからん。もちろん、普段から会計freeeの取引先をしっかり管理して源泉所得税が必要な弁護士さんや社労士さんへの支払いは「支払報酬料」の勘定科目に寄せて記帳するというマイルールを運用していた我々の戦術勝ちな部分は確かにあります。この辺はなかなかコーポレート全般を見渡せるタレントがいないと美しい全体最適なデザインは難しいかもしれません。ですが、この辺のベネフィットが仮にフルに享受できなくともいいのです。ここのダッシュボードに「全部ある」という事実自体にすでに十分な価値があります。「何をやらないといけないかが可視化される価値」というのは、コンプライアンス系の業務においては確実に存在しますし、また尊いですね。

そんなわけで、会計freee(こちらは「会計freee」で正解…)から数字を連携したったわ、当然に給与等の源泉徴収票関連のデータは自動で連携されとるわで、あとは全体を眺めてOK!となり電子申告しただけ。しただけ、といっても電子申告が初めての方だとそこだけで病むくらい事前のセットアップにハードルがあることは残念ながら消せない事実ですが、そこは当然こちらもプロですのでeTax eLtaxのID/PWは揃えてますし鼻歌歌いながら送信して、その勢いで電子納税してしまいました。はい1時間。むしろこのエントリー書いてる時間の方が長い。なんていい夜なんだ。

freeeさんの回し者みたいになりましたが、今回の電子申告のUXは本当に痺れました。毎年個人の所得税の電子申告でもfreeeさんの電子申告アプリにはお世話になっていてその真価は知っているつもりでしたが、ヤバいですね。語彙力が乏しいですがヤヴァいです。何がヤバいってこの「法定調書」という玄人にしかウケなさそうなところをこれだけちゃんと、しかもシンプルなUI/UXでプロダクトにしてしまったところがですよ。さすがだ

なにかあまりfreeeさんを褒めると不公平なような気もするので、今日はもう一つSTREAMEDの仕訳が上がってきた速さが銀河レベルでおったまげたニュースがありましたし、次回はそのことでも書いてバランス取ろうかな(STREAMEDはマネーフォワードさんのグループ会社です)

とはいえ、これは自社の話。これから1月末にかけて法定調書のサポートを承っているお客様についてはしっかりとこなしていかねばなりませんし、なかなかここまでDXされている事業会社さんというのは稀ですので、やはり「年調・法定調書の達人」を使ったり、MFさんを使ったり、freeeを使ったりとその会社さんごとの環境にあった形で個別性を飲み込んでやっていく必要はあります。ですが、DXだ!と言っている当社が「まずは隗より始めよ」を地で行けたというのは少し誇らしいなぁと思った次第ですね。

当社は会計や税務、財務の支援だけでなく業務設計やSaaSツールの導入、その要件定義などからお手伝いできますので、ぜひお気軽にお声かけください。当然、漏れなく顧問税理士という立場でも関与させていただき、ワンストップなサポート体制でお待ち申し上げております。



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