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GemとGPTsの比較。どちらを使うべきか?

 [読了目安: 3分]

NO AI(人間が書きました✍️)

AI系ポッドキャスト(耳で学ぶAI)運営の矢野哲平(@robothink_jp)です。この記事ではGeminiが新しくリリースしたGemとGPTsの違いについて比較していきます。GemはGPTsと似たようなサービスと言われています。ですが、細かい部分で違う点もあります。ポッドキャストでもGemとGPTsの違いを話したので音声で聴きたい方はこちらをどうぞ👇

👨‍💻対象読者
- GemとGPTsの違いについて知りたい
- Gemで出来ることを知りたい
- GemとGPTsどちらがおすすめなのか知りたい

🎉記事を読むとできること
- Gemの理解が進む
- GemとGPTsの違いを知れる

そもそもGemってなに?という人はこちらをどうぞ👇

結論

先に結論から行きましょう。
現状はGemよりGPTsの方がおすすめです。理由は以下となります。

  • Gemは有料版しか利用できない

  • GPTsに比べて機能が少ない

  • GPTsのようにシェアできない

  • GPTsのようなストアがない

ただし、あくまで「現時点」での話しです。
Googleは最近、猛烈な勢いでAI製品をリリースしています。ちょうどGemの発表時に画像生成モデルのImagen3も発表されましたね。
言語モデルのGeminiもチャットボットアリーナで2024年9月現在、2位にランクインしています。

https://lmarena.ai/

このようにGoogleの勢いが2024年に入って加速している印象です。【結論】でGPTsの方が現状、優れているとしていますがあくまで現時点での話し。
今後、様々な機能が追加されより使いやすくなる可能性は大いにあります。
ここからはGemとGPTsの違いについて実際に比較した内容を書きます。

金額

Gemは利用も作成も有料版のGemini Advancedに加入する必要があります。(月額2,900円)
一方でGPTsは無料ユーザーでも「利用」できます。「作成」は有料版のみ(月額20ドル)
GPTsは無料で利用できる点から金額面においてGPTsの方が有利です

機能

Gemは現時点ではプロンプトを登録できるのみになります。
一方でGPTsにはナレッジの登録やAPIの接続も可能です。つまり、GPTsの方がより高度なチャットボットを作成できます。機能面においてもGPTsに軍配が上がります。

ファイルアップロード

ファイルアップロードに関してはGemもGPTsもどちらも利用できます。

共有 / ストア機能

現時点では残念ながらGemの共有はできません。自分で作成したGemを自分で使うだけに留まります。
例えば私が作成したGemを読者の方や同僚の方に公開することはできません。
一方でGPTsにはシェア機能やGPTストアという世界中のユーザーが作成したGPTsを使える場が提供されています。


以上がGemとGPTsの細かい違いとなります。
繰り返しになりますが現時点での比較なので先で変わる可能性は大いにあります。個人的にはGeminiのコンテキストの大きさとGoogleの各種サービスに連携できる機能が強化されれば大化けすると思っています。
現時点での比較はGPTsに軍配が上がりますがGem、ひいてはGeminiは引き続き注視したいAIサービスです。

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