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音楽生成AIのSuno AIでJazzyなHipHopを制作🎧

こんにちはロボシンクの矢野です。
今回は「音楽生成AI」について紹介します。
以前、ポッドキャストでも音楽生成AIのSuno AIについて触れましたが、先日3月22日に公式から大型アップデートがあったと発表されました。その点も含めて、アップデートで何が変わったのか?作った曲のデモなどを紹介します。

Suno AIの概要

Suno AIは、テキストで指示をして歌詞付きの音楽を生成できるAIです。ChatGPTの音楽版というとイメージしやすいと思います。Googleなどのアカウントでログインして無料で利用できます。

Suno AIの面白いところは、それが1つのプラットフォームのようになっていることです。
自分で制作した曲は非公開もできますし、公開することもできます。他の人が作った曲を聴いたり、好みの曲があれば自分のプレイリストに追加したりリミックスすることもできます。

毎日10曲まで無料で作曲可能

Suno AIのアカウントページを見ると、毎日50クレジットが付与されて10曲まで作成可能です。時間が経てばクレジットが回復するので、実質毎日10曲作れることになります。
無料でも十分利用できますが、もっと曲を作りたい方や商用利用したい方は有料版になります。

ちなみに、MicrosoftのCopilotからも無料で利用できます。CopilotはマイクロソフトのChatGPTのようなサービスで、そのプラグインからSuno AIを使うことが可能です。

特定のアーティストをプロンプトに含めることはできない

Suno AIでは、特定のアーティストに似た楽曲を指示すると拒否されます。また、生成した曲には人間が認識できない周波数を組み込んで、生成AIが作った曲という透かしが入っています。

Suno AIアップデート内容

Suno AIの大型アップデートで何が変わったのでしょうか。主に以下の5点が挙げられます。

  1. 生成スピードの向上

  2. より良いオーディオ品質

  3. より多くのスタイルとジャンル

  4. 曲の長さが最大2分に

  5. ボーカルなしのBGMが制作可能になった

この中でもボーカルなしのBGMが作成できて、曲の長さが長くなったのが大きな変更点です。
これによりYouTubeやポッドキャスト、映像制作のBGMに使うという選択肢も出てきました。品質もアップしたので、自分用の作業用BGMを作るのも面白そうです。

Suno AIとChatGPTを組み合わせた曲作り

私はSuno AIとChatGPTを組み合わせて、英語と韓国語の歌詞を使った曲を作ってみました。具体的な流れは以下の通りです。

  1. ChatGPTで外国語の歌詞生成を依頼

  2. Suno AIに歌詞と曲のスタイルを指示

  3. 曲の完成

シンプルなワークフローですが、多言語の曲を制作できます。
楽曲制作の知識がなくてもテキストのみで音楽生成できる体験はなかなかないので面白いですね。音楽の知識がある人はクオリティの高い音楽を生成できると思います。

制作した曲のデモはこちら👇

SunoAIでトレンド1位になっていた曲の中には、多言語の歌詞で一曲を制作する面白い作品もありました。

アイデア次第で1つの曲の中に複数の言語を入れることもできるのです。

Suno AI × 与謝野晶子

こんなことも実験してみました。
与謝野晶子の詩をSuno AIに投げて詩をベースに作曲。
「君死にたまうことなかれ」を音楽化してみました。

それこそ平安時代の和歌をSuno AIに投げて音楽化してみる、なんてことも面白そうです。

次のバージョンも開発中か

Suno AIによると、次バージョンのV4をすでに開発中だそうです。今回はV3を紹介しましたが、V4の発表も割と早いかもしれません。新しいバージョンが出たら、またポッドキャストでも紹介したいと思います。

音楽生成AIはまだ発展途上ですが、今後どのように進化していくのか楽しみですね。みなさんも音楽生成AIを触ってみて、その可能性を感じてみてはいかがでしょうか。

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