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7.5万円のCNCフライス盤をFUSION CAMで動かす3~CAMの設定を行う
AUTODESK FUSIONを活用して図面を作成して、CAMの設定を行います。
デザインの画面にて、「珈琲」の文字を彫るために、このような図形を作成します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709183899467-KykpQ4Jg7b.jpg?width=1200)
左上のデザインを製造に切り替えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709183978124-tJ1lRT24dV.jpg?width=1200)
こちらの画面において、「設定」→「新しいセットアップ」をクリックして、下記の画面を表示します。「モデル」で図形をクリックして「ボディ」を選択し、「方向」や「原点」を設定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709184137416-hMUUuPZ341.png)
原点は材料の中心、またXYZ軸を特にZ軸が上を向くように設定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709184286366-mPxDusQFHd.png?width=1200)
ストックをクリックして、ストックサイドオフセットとストックトップオフセットを0mmにします。(デフォルトは1mm)ポスト処理はそのままにしておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709184439147-6eXSQqWaax.png)
「2D」から「2D負荷制御」を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709184556225-BeQyUeP6xA.png?width=1200)
下記の画面が表示されるため、これを設定していきます。
はじめに「工具」を設定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709184629585-Si1JwPaEgJ.png)
「工具」はたくさんの種類があるので、ここから適切なものを選びます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709184773590-Cw4OMNgsWQ.png?width=1200)
ここでは、「ミル」を選定して、「フラットエンドミル」について、「単位」「直径」「刃長」「全長」などを設定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709184882597-NuwGuljomn.png)
次にミルの軌跡を設定していきます。ここのポケット設定はとても重要です。下図にあるように、文字の輪郭の上面と下面を青色で選択していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709185290105-C0jjQBg71c.png?width=1200)
このように輪郭をすべて青く選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709185592386-BU6xtlUdVe.png?width=1200)
次に「高さ」の設定について、位置を確認します。ここではそのままにしておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709185461679-3JzfB26uZI.png?width=1200)
次に「パス」の設定について、特に重要なものは「複数深さ」にある「最大粗取り切り込みピッチ」です。これを大きく設定していると、刃物の抵抗が大きくなり、折れてしまうこともあるため、はじめての材料においては特に慎重に設定する必要があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1709185678056-rlRtmzKafc.png?width=1200)
シミュレーションをすることで、こちらのようにパスが描かれます。(こちらの図は原点を左下に設定したときのものです)
![](https://assets.st-note.com/img/1709186161162-6MGwppvRHX.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709185990743-woPN0afVce.jpg?width=1200)
次に「ポスト処理」を行い、ポストを「Grbl」として、プログラムに名前をつけて、保存します。これによりNC工作機械で使用するためのGコードが作成されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709186225481-nkUA9011HS.png?width=1200)
次にこのデータを無料で使える基本的なCNCマシン制御ソフトであるCandle GRBLソフトで読み込みます。
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