ねじ好きにはたまらない台灣螺絲博物館に出向く
2014年3月、はじめて台湾に出向く準備をしていたとき、同年1月に台湾にねじの博物館ができたことを知りました。ねじ好きの私はぜひ出向いてみたいと思いましたが、台北からはとても離れた高雄に近い、岡山という場所にあるとのことでした。あきらめかけていたところ、岡山は訪問先である台南と高雄の間にあるとのことで、高雄の友人(と言ってもこのときはじめてお会いする方なのですが)が台南まで車で迎えに来てくれて、岡山経由で高雄まで連れていっていただけるという幸運に恵まれて出向くことができました。その友人はその後、日本の大学に訪問滞在することになり、横浜でお会いすることになります。
こちらが建物です。どうやら隣接する工業高校の敷地内にオープンしたようです。ねじは台湾では螺絲(ロース―)と表します。螺旋の糸なので何となくわかりますね。ちなみに英語ではねじのことをscrewよりもfastenerと表記されることが多いです。
入口には大きな六角穴付きボルトのモニュメントがありました。ねじの自著と一緒に記念撮影をしました。この自著は後で寄贈させていただきました。
それでは内部の展示を紹介してきましょう。
カラフルにデザインされた1階には、ねじがどのような工業製品に使われているかを表したパネルなどがありました。
2階には実際のねじが展示されています。
また地域のねじ会社のブース展示も多数ありました。小ねじから太いねじまで、さまざまなねじが展示されています。
子どもたちがねじのことを知るためのワークショップができそうなスペースもありました。
その他の写真はSlideShaireにまとめました。
公式サイトは下記になります。
このときはまだオープンして間もなくでしたが、その後、公式サイトや公式FBなどからの情報を見ていると、子どもたちが集まるイベントが数多く開催されているようです。ぜひまた訪問してみたいと思います。
台湾のねじ産業に関する研究論文がこちらにあります。
私が書いたねじの本は下記になります。
モノタロウのサイト内で私が書いたねじの基礎講座は下記になります。
https://www.monotaro.com/s/pages/readingseries/nejikisokouza/
工業製品の中でも、特に私たちの生活に不可欠なねじについて、一般の方にもその重要さが伝わるとよいです。NO SCREWS, NO LIFE.
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