【創作note】ランチタイムの蠅
一匹の蠅が飛んできて
椅子の縁に止まった
10秒先の風景を読んで
僕はコーヒーカップを口元に引き寄せた
彼らは表面には下りず
決まって縁に止まる
コーヒーカップの縁にだって
触れられるのは嫌だ
ちょびちょびと口づけながら
蠅の飛行を待った
ランチタイムのフードコートには
もっと美味しい匂いのするとこがある
さあ ここじゃないよ
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一匹の蠅が飛んできて
椅子の縁に止まった
10秒先の風景を読んで
僕はコーヒーカップを口元に引き寄せた
彼らは表面には下りず
決まって縁に止まる
コーヒーカップの縁にだって
触れられるのは嫌だ
ちょびちょびと口づけながら
蠅の飛行を待った
ランチタイムのフードコートには
もっと美味しい匂いのするとこがある
さあ ここじゃないよ
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