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【詩集】忘れ物がかり

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忘れた頃に詩を書いています
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#ポエム

微炭酸ムーブ

3日振りに会ったら ポメラは虚ろな目を向けた もう僕を忘れたか ・ ああ 開けっ放しにして…

ロボモフ
3年前
8

素晴らしき秋

おー秋よ おー素晴らしき秋 それらしきものはなくても どこまでも歩きたくなる 薪を割ってよ…

ロボモフ
3年前
10

アルバムはここに

好きなバンドが解散した/ 仲違いしたから 疲れたから 家業を継いだから 燃え尽きたから …

ロボモフ
4年前
5

顔で好き

冒険が詰まっている 話をきかなくても わかる 友情がこぼれている おかしみが満ちている 顔…

ロボモフ
4年前
8

ずっと一緒

一日が大事だった 一日疎かにすれば すぐに崩壊しそう ほんの一日 会わなければ 何日も何日も…

ロボモフ
4年前
2

忘れ人

何しにきたんだっけ? おばあはきょろきょろと まわりをみている いいじゃないか ここにい…

ロボモフ
5年前

小犬と雨降り

一度も吼えられことのない 犬 戸の向こうから吼えられた 雨降りだったから 雨降りの中を傘などをさして通り過ぎたから 吼えられたのかもしれない あるいはちょうど夕食時で それで吼えられたのかもしれない 吼えられたので 犬の匂いがした

きっとあなたがいるからだろうか

詩を書くことはとても楽しい

ロボモフ
5年前
3

人魂

夜気の降りかかる 階段の途中 昨日と一緒で点滅している エコ ガソリンスタンドの天井は 太陽…

ロボモフ
5年前
4

こだま

誰かが部屋のドアをノックする 音がする けれども誰も来てはいない 本当は自分で 茶碗を置い…

ロボモフ
5年前

世界の終わり

今でなくてもいいけど いつでもよかったから 無地の紙の束を買った 「世界の終わりは?」 い…

ロボモフ
5年前