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夏が終わったなんてうそだ フェスはまで弦を弾いてもいない 花火はまだ打ち上がってもいない…
人間離れした強者におじいさんは正面から立ち向かった。押しても引いてもびくともしない。勝…
それぞれのドアから 人々が出て行く 後ろ手に閉めたドアが 跳ね返って開く 誰も後を振り返り…
からすはカーテンの向こうを 降りていった どうかここには立ち寄らないで 少しも留まらないで…
どうしても思い出せない人の名を 誰かにきいたことはあるかい どうしても思い出せない人の名…
誰もかわってくれないと 泣いた夜もあった 誰かが僕の名を持ち上げて 誰かがその後に続いた …
酒場はどこも廃れてしまったけれど 椅子が斜向かい パーティションがある他は 普段通りのフードコートが 君に詩を書くことを許した それがなければ指先は震え 魂も肉体も崩壊してしまう 今日も明日もなくてはならない 詩だけが 君をこの世につなぎとめることができる #詩
誰にも呼ばれたくない夜は よれよれのTシャツを着て出かけよう 風が吹けば適当に膨らむ しゃ…
この部屋には誰もいない 不思議なくらいに誰もいない 眠たくて虚しくてくやしくて コーヒーな…
戦士を倒しても魔法使いを倒しても 一向にレベルが上がる気配はない 俺を仲間に誘う声も聞こえ…
1秒1秒 変わっていると知らされれば 穏やかではいられない 昨日と今日 私は確実に違う そ…
右のブロックにいる 右の椅子に座っている 左に鞄を置いて ハードカバーを開いている いつも…
「申し訳ございません。 ホットコーヒーは売り切れました。 (アイスコーヒーでしたら………
とっておきのものは みんなとってあったのだ 12月の プッシュ回線に押し出されて 突如使命に目覚めた人たち 働き者も怠け者も変わりなく みんな目の色が違う クイーンがやってくるまで 月は暢気なアトラクションだった 本当はみんな するべきことがあったんだ 1匹のハエが急接近して 生まれかけていた 詩の隙間から舌を出した 「ねえ あんた浮いた話はないの」 「馬鹿だな サーカスショーでも見にいきなよ」 「ははは サーカスなんてどこでやってるのさ」 コーヒーは無事か カッ