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未来の技術者に会った

先日、ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024 に出展しました。そこでのお話。
三十代とおぼしき男性が、うちのブースにやってきて「アフレルさんですよね」と話し込んでいる、するとうちの社員が私に「この方、WRO国際大会に参加したことがあるそうです」と言ってきた。彼は私を覚えていた。2005年第2回WROタイ・バンコク国際大会に出場した日本代表高校チームメンバーだった。と、言われて私もその名を思い出した。19年ぶりである。
今でこそWRO(World Robot Olympiad)は世界90か国以上、数万人の参加の大規模大会であるが、2005年当時はまだまだ始まったばかりで、日本国内での知名度も低く、学校によっては「そんな知らない大会に参加させられない」というような話もあったくらいだ。
つまり彼はチャレンジャーだった。そんな始まったばかりのロボコンの地区予選から国内決勝を経て日本代表として国際大会に参加したのである。その後大学、大学院と進み、自動車メーカーで製造現場におけるロボット活用をやってきて、今はR&D部門でさらにロボットの研究開発を進めているらしい。

WROは2004年のスタートである。産学官といろんな方に協力していただいてWRO Japanを立ち上げ「未来の科学者・技術者の育成」を掲げて活動を進めてきた。そう、未来の技術者に私は会えたのである。

この先、彼と世界中の若者たちがさらなる未来をつくってくれることを期待し、今もWRO国際委員会理事を続ける私の責務として彼ら彼女らの活動環境づくりを続けようと思う。

2005年WROタイ・バンコク国際大会の画像を引っ張り出してみた。

Science Center for Education (Bangkok)
競技ロボット(車検中)
競技中
閉会式


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