視覚、聴覚、感覚、選手はあなたはどのタイプ?

人は五感を通して世界を認識する。
ただ、どの感覚を優位にとらえるかは、人によって違うと言う。
五感なのだが、味覚・嗅覚・触覚はまとめて身体感覚として、残りの視覚と聴覚の3つのタイプに分ける。
つまり、視覚優位なのか、聴覚優位なのか、身体感覚優位なのかだ。

このことを知っていると、コーチングするときにも大いに役立つのだ。
それぞれの特徴を書いてみる。

■視覚優位 
天才肌タイプ(うさぎ)、見えちゃう、あきっぽい、話聞かない、くどくど言っても聞かない、映像による指導に向いている、デモンストレーション見せるだけでOK、早口、処理スピード速い、原色を好む、未来を語る

中田英寿、本田圭佑、グアルディオラ、ロナウド (あくまで、これは勝手にそうではないかと)

■聴覚優位
理論派タイプ、論理や理屈を好む、服装きっちり、理解し納得したらやる、プロセスを大事にする、過去のことを鮮明に覚えている

野村克也、岡田武史、長谷部誠、モウリーニョ (あくまで、これは勝手にそうではないかと)

■身体感覚優位
かめタイプ、反復するのが得意、腑に落ちるのに時間がかかる、質問してもなかなか言葉にできない、
服装は心地よいもの好む(短パン、サンダル)、処理スピード遅い、人にやさしい、空気感感じる力ある、感情でしゃべる、泣く

長嶋茂雄、岡崎慎司、野人岡野、メッシ (あくまで、これは勝手にそうではないかと)

これを見ると、「あー、なるほど、だからあの選手は、いくら説明してもわからないのか」 とか、
「彼は、理詰めで考えるから、こちらも言葉を多くしよう」 とか、相手のタイプに応じてコーチングや声がけを変えることができるのだ。

たとえば、視覚優位タイプに言葉を多くして説明しても、お互いがストレスになるだけで、ミスしたときに、言葉で責めると聞かない、それよりも、「見えてた?」と聞く方が良いと。

そして、選手のタイプだけでなく、指導者自身のタイプを知っておくことも大事だという。自分のタイプを知るのに面白い話がある。

卒団式のときに、指導者のタイプが出るというのだ。

視覚優位のコーチは、卒団式で未来を語る。聴覚タイプは過去を語る、それもとても細かいことまで覚えているのだ。
身体感覚タイプのコーチは、卒団式でどうなるか、泣くのだ。

では、私はどうか、完全に身体感覚タイプ。
まず、服装は気にしない、理論的に話すのは苦手で、もちろんすぐできる天才肌要素は一つもない。過去のこと語れるほど覚えていない。
私の声がけ、「おー、それそれ、その感じ!」 「こんな感じ」 、そればかり。
そして、間違いなく卒団式では泣くタイプだ。

もちろん、選手も指導者も、いろんなタイプがいる。どれが良いとかはないのだが、このことを少しでも知っておけば、コーチングが変わるかもしれない。言葉が変わるかもしれないのである。

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