米Pharm Robotics社、自動予防接種システム「SureShot」にIntel RealSense 3Dカメラを統合

2024年7月30日付The Robot Reportによると、米Pharm Robotics社は、自動予防接種システム「SureShot」に、Intel RealSense 3Dカメラを統合することに成功し、3Dイメージング技術の詳細な評価を完了した。

2年前に導入されたSureShotは、安全性と有効性を維持するために薬剤を適切な温度で保管して、確実な投与を実施するために、冷却ユニットを冷蔵ラインに統合している。動物ごとにニーズが異なるため、一部の薬剤は保管ユニットとロボットのエンドエフェクタを接続するラインにプライミングされたままにすることができ、ラインを冷蔵することで、無駄を排除している。

同社は、シームレスなデータフローと正確なロボットの動きを実現することに注力しており、カリフォルニア州バイセリアにある50の畜舎を持つ回転式酪農場において、フェーズ4の概念実証とMVPテストを実施する。このフェーズでは、ロボットを一時的に設置して、注射を行う際の畜舎あたりの速度、無線周波数を介したタグからの識別情報読み取りおよびタグとの通信である「RFID」の読み取り精度、冷却ユニットと冷蔵ライン内の薬剤レベルと温度要件の監視などの重要なパラメーターを評価するとしている。

出典：
2024年7月30日付　The Robot Report（英語）
https://www.therobotreport.com/pharm-robotics-inoculates-dairy-cows-at-large-farm/