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フィンランドのZenRobotics社、第4世代の廃棄物分別ロボットを発売

2024年2月12日、スマートロボットリサイクルを手掛けるフィンランドのZenRobotics社は、廃棄物分別作業の最適化と効率化を図るための新機能とアップグレードされた人工知能(AI)を備えた第4世代の廃棄物分別ロボット「Heavy Picker 4.0 」「Fast Picker 4.0」を発表した。

Heavy Picker 4.0にはコンパクトな個人認識システム「ZenBrain」が搭載されており、同社の以前の従来システムと比較して精度が向上し、効率が60から100%向上している。また、高度なグローバル認識データベースとAI技術を備え、 500以上の廃棄物カテゴリを識別することができる。Heavy Picker 4.0は、さまざまなタイプの廃棄物を認識するように事前トレーニングされるため、試運転時間が大幅に短縮される。さらに、消費電力の低減、ロボットのダウンタイムの短縮、効率と信頼性の向上、摩耗部品の削減によるコスト効率の向上と迅速なメンテナンスが可能となっている。

Fast Picker 4.0は、AIソフトウェアと高速ピッキングを組み合わせ、毎分最大80個のピッキング速度を実現し、Heavy Picker 4.0と同様に500以上の廃棄物カテゴリを識別することができる。Heavy Pickerのラインの最後尾に追加することもでき、C&D、C&I、木材、スクラップ、硬質プラスチックなどの廃棄物の流れに組み込むことも可能。また、サイドストリーム、不合格品回収ライン、品質管理にも簡単に組み込むことができる。

出典:
2024年2月12日付 ZenRobotics News(英語)
https://www.terex.com/zenrobotics/about-us/news/zenrobotics-launch-fourth-generation-of-waste-sorting-robots
2024年2月15日付 Robotics&Automation News(英語)
https://roboticsandautomationnews.com/2024/02/15/zenrobotics-launches-new-waste-recycling-robots/79948/#google_vignette