米ブラウン大学の研究者、オキアミの泳ぎ方を模倣した水中ナビゲーションロボット構築のためのプラットフォーム「Pleobot」を発表

2023年6月13日、米ブラウン大学の研究者が率いるチームは、Scientific Reports誌に、
オキアミの泳ぎ方を模倣した水中ナビゲーションロボットを構築するためのプラットフォーム「Pleobot」についての研究を発表した。

本研究では、異時性遊泳異時性推進を包括的に研究するために、生体だけではメカニズムの理解が制限されるため、オキアミにインスピレーションを得たロボット水泳プラットフォームである「Pleobot」の設計、製造、検証を行った。

研究チームは、マルチリンク3Dプリント機構と関節の能動的および受動的作動を組み合わせて、自然な運動学を生成し、生物学的データと並行して力と流体の流れの測定を使用して、付属器周囲の流れと推力の間の関係を示した。さらに、Pleobot の再現性とモジュール性により、特定の動作と特性を独立して操作し、パワーストローク中の揚力に寄与する最先端の吸引効果などについて検証した。最後に、形態学的特徴の適応など、Pleobot の将来の方向性について概説している。

出典:
2023年6月13日付 Scientific Reports(英語)
https://www.nature.com/articles/s41598-023-36185-2
2023年6月26日付 Tech Xplore(英語)
https://techxplore.com/news/2023-06-emulating-krill-robotic-platform-ocean.html