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華中科技大学、下肢筋力低下患者のリハビリテーションを改善する人間追従監視ロボットを開発

2024年6月3日付TechxPloreによると、中国の華中科技大学の研究者チームは、高齢者や神経系および運動系の疾患を患っている人によく見られる下肢筋力低下の患者を支援するために設計された人間追従監視ロボットを発表した。

このロボットは、高度な意図認識機能に加えてセットメンバーシップフィルタリングに基づく新しい人間の歩行意図推定アルゴリズムを採用しており、中断のないサポートが可能になるだけでなく、ロボットがユーザーの経路を妨害するのを防ぎ、使用中のユーザーの快適性と安全性が向上している。本技術は、転倒を防ぐために監視が必要な筋力低下の初期段階にある患者に特に適しており、回復と社会復帰に向けた支援ロボットとして、医療システムの負担を軽減し、患者の自立性を高める有望なソリューションを提供する。

研究では、より高度なセンサーとアルゴリズムを統合してロボットの応答性と多様な環境への適用性をさらに向上させるなど、技術強化を行い、移動をサポートするだけでなく、筋肉の機能と協調性を高めることでリハビリテーション プロセスに積極的に貢献するロボットを作成することを目指す。さらには、リハビリテーションの支援にとどまらず、物流、家事支援、レクリエーション活動など、他の分野への潜在的な応用も期待されている。

出典:
2024年6月3日付 TechxPlore(英語)
https://techxplore.com/news/2024-06-surveillance-robot-patients-limb-weakness.html