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米カーネギーメロン大学、体型、腕のポーズ、衣服の選択に対応する着衣ロボットシステムを開発

2023年8月29日、米カーネギーメロン大学ロボティクス研究所の研究グループは、人工知能と強化学習を活用して様々な体型、腕のポーズ、衣服の選択に対応する着衣ロボットシステムを開発したと発表した。
 
全米保健統計センターのデータによると、介護施設入居者や在宅介護患者の92%が着替えの介助を必要としていることが明らかになっている。研究者たちは、このようなニーズに対応するロボットを開発するために取り組んでいる。
 
このロボットは、人の腕に衣服を正しく装着することで報酬を受け取り、時間の経過につれて着替えの成功率を高めていった。実世界のシナリオに移した体型、腕のポーズ、衣服の異なる17人の被験者を使った510回の着替え試験では、平均して、被験者の腕の長さの86%の着衣に成功。今後の研究では、より複雑な衣服の着脱タスクや、その過程における腕の動きに適応させた高度なスキルを開発する予定。
 
出典:
2023年8月29日付 カーネギーメロン大学ロボティクス研究所 プレスリリース(英語)
https://www.cs.cmu.edu/news/2023/robot-assisted-dressing 
2023年8月29日付 TechXplore(英語)
https://techxplore.com/news/2023-08-robotic-assisted-accommodates-poses-body-garments.html