見出し画像

カリフォルニア大学サンディエゴ校、電子機器を必要としない3Dプリントソフトロボットグリッパーを開発

2023年7月27日、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究グループは、独BASF社と共同で、3Dプリント1回の操作で製作され、電子機器を必要としないソフトロボットグリッパーを開発したと発表した。この研究成果は「Science Robotics」に掲載された。
 
このグリッパーには重力センサーとタッチセンサーが内蔵されており、物体を持ち上げたり、保持したり、離したりすることができる。グリッパーを水平に回転させることで、バルブ内の空気の流れが変化し、物体をリリースするトリガーとなる。
 
研究チームは、プリンターのノズルが各レイヤーを連続的にトレースする新しい3D印刷方法を使用することで、3Dプリンターで作られたソフトロボットが直面する剛性や漏れなどの課題を克服し、欠陥の発生を低減した。このグリッパーは、工業生産、食品製造、研究、探査作業などに応用できる可能性があるとしている。
 
出典:
2023年7月27日付 カリフォルニア大学サンディエゴ校Story(英語)
https://today.ucsd.edu/story/this-3d-printed-gripper-doesnt-need-electronics-to-function
2023年7月28日付 TechXplore(英語)
https://techxplore.com/news/2023-07-3d-robotic-gripper-doesnt-electronics.html