ドイツのFesto社、空気圧式コボットアームを発表
2022年5月11日、ドイツに本拠地を置く空気圧機器の世界トップメーカーFesto社は、
TechTalk 2022で、空気圧式協働ロボット(コボット)アームを発表した。
5月11日付The Robot Reportによると、同コボットアームは、一般的な電気モーターと機械式トランスミッションの代わりに、6つの空気圧式ダイレクトドライブを使用して移動する。6つの駆動部はそれぞれ、可動式の仕切りが付いた円形のチャンバーで構成され、チャンバー内の仕切り壁の両側で空気圧の差が生じることにより関節部が動く。圧縮空気のエネルギー密度が高いため、複雑な力覚センサーがなくても、正確に動かすことができる。また、同社のロボティクス・スイート・ソフトウェアで、操作デバイスやあらかじめ定義されたスキルを使ってアームをプログラミングすることが可能で、ピックアンドプレース作業に必要な準備作業時間は1時間未満とのこと。コボットアームはアルミダイキャスト製により重量は約17kgで、リーチは670mm、可搬重量は3kg。同社は、2023年に同製品を市販する予定。
出典:
2022年5月11日付 Festo Twitter(英語)
https://twitter.com/festo_global/status/1524346095471673345
2022年5月11日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/festo-introduces-pneumatic-cobot-arm/