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米ビンガムトン大学、ロボット盲導犬のプログラムを開発

2023年10月27日、米ビンガムトン大学の研究チームは、視覚障害者を支援する犬型ロボットのプログラムを開発したと発表した。
 
盲導犬の育成には約5万ドルを要し訓練には2~3年もかかるため、生涯を通じて使用できる視覚障害者はわずか2%に過ぎない。約1年で開発されたこのロボット盲導犬は、リードを引っ張ると反応するようにプログラムされており、屋内環境の移動、障害物の回避、方向指示の検知などのガイダンスを提供。引っ張り方向を感知させる力感覚提示インターフェイス(leash-tugging interface)は、通路の交差点でユーザーがロボットをある方向に引っ張ることで、ロボットがそれに反応して曲がるよう促す。
 
研究チームは次の研究ステップで、自然言語インターフェイスの追加や、様々な環境での安全を確保するための知的不服従など、ロボットの能力を向上させることを目指している。この研究成果は、2023年11月に開催されるロボット学習学会(CoRL)で発表される予定。
 
出典:
2023年10月27日付 ビンガムトン大学(英語)
https://www.binghamton.edu/news/story/4565/binghamton-computer-scientists-program-robotic-seeing-eye-dog-to-guide-the-visually-impaired#:~:text=Zhang%20and%20PhD%20student%20David,carefully%20responding%20to%20directive%20input.
2023年10月30日付 TechXplore(英語)
https://techxplore.com/news/2023-10-scientists-robotic-seeing-eye-dog-visually.html