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米Agility Robotics社、米GXO Logistics社とヒューマノイドロボット「Digit」を導入する複数年契約を締結

2024年6月27日、米Agility Robotics社は、米GXO Logistics社とヒューマノイドロボット「Digit」をさまざまな物流業務に導入する複数年契約を締結したと発表した。これは、ロボット・アズ・ア・サービス(RaaS)モデルによるヒューマノイドロボットの初の商業利用となる。
 
GXO社は昨年、コネチカット州にある女性向け衣類の販売企業米Spanx社の施設でDigitロボットの小規模なフリートの使用を開始した。Spanx社では、Digitロボットは倉庫自動化ソリューションを開発する米6 River Systems社の自律型移動ロボット(AMR)「Chuck」からトートを受け取りコンベヤーに置くといった反復作業に使用されている。高さ5フィート9インチ(160㎝)、重さ140ポンド(64kg)のDigitは、最大35ポンド(16kg)を持ち上げることができる。Agility Robotics社は、クラウドオートメーションプラットフォーム「Agility Arc」を通じて業務を管理している。Agility Robotics社は最近、ユーザーが作業内容に応じてエンドエフェクタを交換できる新しいエンドエフェクタ「Manipulation Tool 2(MT 2)」を導入した。
 
GXO Logistics社は先ごろ、Supply & Demand Chain Executive (SDCE) 誌によりDigit を用いた画期的なパイロットプロジェクトが評価され、「2024 Top Supply Chain Projects 賞」の総合優勝者に選出された。 
 
出典:
2024年6月27日付 Agility Roboticsプレスリリース(英語)
https://agilityrobotics.com/content/gxo-signs-industry-first-multi-year-agreement-with-agility-robotics 
2024年6月27日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/agility-robotics-digit-humanoid-lands-first-official-job/