米Lyft社、オースティンで自律走行車によるライドシェアサービスを開始
2022年9月29日付The Robot Reportによると、ライドシェア会社の米Lyft社は、自動運転技術会社の米Argo AI社、米Ford Motor社との提携により、テキサス州オースティンで、自律走行ロボットタクシーを使用したライドシェアサービスを開始したと発表した。導入初期にはドライバー2人が添乗するが、将来的にはドライバーレスの完全な自律走行によるサービスを目指すとしている。
配車依頼は通常のLyft社の車と同様にアプリで行うが、自律走行車の場合はドアロック解除、発進もアプリで行う。同社は今年、自動運転技術会社米Motional社の技術を使った自律走行車によるサービスも開始し、2023年には現代自動車の電気自動車「IONIQ 5」を使ったサービスの大規模展開を図るとしている。
米General Motors社は、同社の自動運転部門Cruiseを通じて、年内にオースティンとフェニックスでドライバーレス・サービスを開始する計画を発表。Cruiseが初めて同サービスを導入したサンフランシスコでは先頃、70台の完全自律走行車両によるサービスに対して料金上乗せを開始した。フェニックスとサンフランシスコでは、米Google社の親会社Alphabet社の自動運転事業部門である米Waymo社が、それぞれ3月と8月に限定的な完全無人運転サービスの提供を開始するなど、自律走行車によるライドシェアサービスは全米に広がる兆しを見せている。
出典:
2022年9月29日付 (英語)
https://www.therobotreport.com/lyft-argo-ai-begin-robotaxi-rides-in-austin/