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海外ロボットニュース【欧州】

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海外ロボットニュースの欧州編をまとめたマガジンです!
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記事一覧

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究者ら、樹木から環境DNAを採取するドローン「eDrone」開発に向けた研究を発表

2023年1月18日付SCIENCE ROBOTICSによると、スイス連邦工科大学チューリッヒ校、スイス連邦森林・雪・景観研究所(WSL)らによる研究チームは、生物多様性の状態と分布に関するデータをモニタリングするために、木の枝でサンプルを自律的に収集できる特殊なドローン「eDrone」の開発に向け、実証実験を行った。 本研究によると、環境中に取り残された生物が残した遺伝物質の痕跡である環境DNA(eDNA)を採取するために、水や土壌からサンプルを採取するのは簡単だが、森林

Universal Robots社、創業から17年で従業員数1000人を達成

2022年11月10日、デンマークの協働ロボットのメーカーであるUniversal Robots社は、創業から17年で従業員数1000人を達成したと発表した。同社は協働ロボットのグローバルマーケットリーダーとして成長し、世界20カ国以上にオフィスを構えている。 Universal Robots社は、2005年に南デンマーク大学の3人の研究者が、従来のロボットとは異なる、柔軟性があって安全に作業でき、設置やプログラミングが簡単なロボットの製造を思いついたことから設立され、それ

国際ロボット連盟、2021年の産業用サービスロボットの販売台数と分野別の台数を発表

2022年10月26日、国際ロボット連盟(IFR)は、「World Robotics 2022 - Service Robots」を公表し、2021年の産業用サービスロボットの販売台数は約12万1000台で、売上高は前年度比37%増と顕著な伸びを示したと発表した。地域別では、ヨーロッパが38%と最も強く伸び、次いで北米が32%、アジアが30%のシェアを獲得した。 販売台数の分野別では、3台に1台以上が、工場や倉庫など屋内環境での商品や貨物の輸送用ロボットである。また、飲食物

デンマークOnRobot社、協働アプリケーション自動化プラットフォーム「D:PLOY」をアジア太平洋地域で発売

2022年11月14日Robotics & Automationによると、デンマークOnRobot社は、協働アプリケーションの展開のための自動化プラットフォーム「D:PLOY」を、アジア太平洋地域で発売した。 D:PLOYは、定義された障害物に基づいて衝突を回避する経路を自動的に生成しながら、目標とするハードウェアを自動的に検出する。アプリケーション全体のプログラムロジック、信号交換、イベント処理、パスプランニングのすべてが、わずかなユーザー入力に基づいて自動的に生成され

米Ottonomy社、イタリア・フィウミチーノ空港に自律型配送ロボット「Ottobot 2.0」を導入

2022年9月27日、米Ottonomy社は、イタリアのフィウミチーノ空港(Aeroporti di Roma:ADR)の第1ターミナルAにおいて、自律型配送ロボット「Ottobot 2.0」によるサービスを開始すると発表した。 「Ottobot 2.0」は、ADRの空港内初の産業インキュベーター「ADR Innovation Hub」のプログラム「Runway to the future」のもとで開発されたもので、同空港を利用する旅行者に対し、空港内の飲食店や小売店で購

ABB社、同社最小の産業用ロボット「IRB 1010」を発表

2022年10月13日、ABB社(スイス)のロボティクス部門は、ウェアラブル・スマートデバイスの迅速かつ柔軟で高品質な製造に新たな可能性を提供する、同社最小の産業用ロボット「IRB 1010」を発表した。 IRB 1010は、リーチ370mm、設置面積135mm×250mmというコンパクトなサイズにより、生産スペースに設置できるセルの数が増え、メーカーは工場のレイアウトを高密度化することで生産量を増加させることができる。また、最大1.5kgの可搬重量、より太いエアホースによ

米Drishti Technologies社、国際ロボット連盟の「Innovation and Entrepreneurship in Robotics & Automation (IERA)」賞を受賞

2022年6月30日、国際ロボット連盟(IFR)は、2022年の「Innovation and Entrepreneurship in Robotics & Automation (IERA)」賞を、アメリカのカリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置くビデオ分析会社Drishti Technologies社に授与したと発表した。 Drishti社は、組立ラインで働く作業者がミスをせずに、生産性を向上させるために、生産ラインの各ステーションで映像をストリーミングし、同社の人

ドイツのKUKA社、AUTOMATICA 2022で産業向けの新しいロボット製品とソリューションを展示

ドイツのKUKA社は、6月21日から24日までミュンヘンで開催された国際オートメーション・メカトロニクス専門見本市(AUTOMATICA 2022)で、産業向けの新しいロボット製品とソリューションを展示した。 同社が展示したのは、「LBR iisy」シリーズの高感度軽量ロボットの新しいモデル。リーチが拡張され、可搬重量は11kgと15kg、保護等級が高くなり、新しいオペレーティングシステムiiQKA.OSで動作することで、直感的で高速かつパワフルになっている。「LBR ii

伊Comau社、クリーンルーム仕様の耐環境型高速産業用ロボット「Racer-5 SE」を発表

2022年7月12日、伊Comau社(Stellantis社傘下)は、製薬、健康・美容、食品・飲料、エレクトロニクス産業などクリーンルームやその他防汚環境を必要とする産業向けに、耐環境型高速産業用6軸多関節ロボット「Racer-5 Sensitive Environments (Racer-5 SE) 」を発表した。 コンパクトサイズで可搬重量5kg、最大リーチ630mm/809mm、高光沢の耐衝撃性ボディ、卓上、傾斜面、壁・天井への設置が可能であることを特徴とするこのロ

Universal Robots社、20kgの協働ロボット「UR20」を発売

2022年6月21日、デンマークの協働ロボットメーカーであるUniversal Robots社は、20kgの協働ロボット「UR20」を発売したと発表した。 UR20は、新しいジョイントデザインを採用し、サイクルタイムのさらなる短縮と高負荷への対応を可能にしている。1750mmのリーチは標準的なユーロパレットの幅をカバーするよう設計されており、コンパクトな設計による設置面積の縮小化で、企業は既存の生産スペース内でより多くの成果を挙げることができる。UR20は、パレットへの荷物

ドイツのFesto社、初の空気圧式協働ロボットを発表

2022年5月11日、産業技術とオートメーション企業の独Festo社は、「人間とロボットのコラボレーションにおける新しい時代」を象徴する、初の空気圧式協働ロボット「Festo Cobot」を発表した。 空気圧式のFesto Cobotは、電動ソリューション向けの重いギアユニットや高価なフォーストルクセンサーが必要ないため、重さ17kg、長さ670mmと軽量・コンパクトで費用対効果が高い。直感的でシンプルなプログラミングのソフトウェアパッケージとなっているため、試運転とプログ

ドイツのFesto社、空気圧式コボットアームを発表

2022年5月11日、ドイツに本拠地を置く空気圧機器の世界トップメーカーFesto社は、 TechTalk 2022で、空気圧式協働ロボット(コボット)アームを発表した。 5月11日付The Robot Reportによると、同コボットアームは、一般的な電気モーターと機械式トランスミッションの代わりに、6つの空気圧式ダイレクトドライブを使用して移動する。6つの駆動部はそれぞれ、可動式の仕切りが付いた円形のチャンバーで構成され、チャンバー内の仕切り壁の両側で空気圧の差が生じる

デンマークのユニバーサルロボット社、2022年第1四半期の売上が過去最高を記録

2022年4月27日、デンマークの協働ロボット(コボット)メーカーであるユニバーサルロボット(Universal Robots)社は、2022年第1四半期の売上が8500万ドル(109億6500万円、1ドル=129円で換算、以下同)となり、2021年第1四半期の売上を30%上回り過去最高を記録したと発表した。 同社は、1月に、2021年の売上高が3億1100万ドル(401億1900万円)を超えたことを発表しており、その要因について、自動化が生産性にもたらすメリットや、労働力

ABB社、産業用(6軸)ロボットの速度を70%、精度を50%向上させる高速ソフトウェアを発表

2022年4月12日、ABB社(スイス)のロボティクス部門は、産業用(6軸)ロボットの速度を70%、精度を50%向上させる高速ソフトウェアを発表しました。 同ソフトウェアは、ロボットの移動中に1台以上のカメラが連続的に画像を取り込み、コンピュータビジョンシステムが情報を取り込んでクロスチェックしてロボットの位置を制御する。6軸産業用ロボットIRB 1100およびIRB 120と互換性があり、同ロボットの速度を70%、精度を50%向上させ、狭いスペースでの複雑な作業にも対応