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【日本ワインテイスティング情報 ”ヒトミワイナリー レコルトルージュ2019”】

2021/1/6

【2021/1/6 西尾のテイスティングコメント⑮】
ヒトミワイナリー RECOLTE ROUGE 2019 10%
Muscat Bailey A/Merlot

×「秦基博 Girl」
https://youtu.be/ZxH2byxn6hU

【※澱を含んだ底の部分からの中継です、
抜栓後2週間後ですが…!
意外な感動に出会いました…!】

エッジは少しあか抜けた大学生…
問い位には生き生きしていて明るい印象の濃いグレープジュース色。
勿論、底の澱を楽しく飲んでおりますので、濁りがあり指は透かさない濃厚な色合い。

マスカット・ベーリーAのピチピチしたキャピキャピした香り・味わいの
印象がメルローの豊かさでまーるく整えられている。

大人向けの高級キャンディ(添加物少な目)、
野イチゴ、イチゴ、
完熟までとは言わない程に程よく熟した
ブルーベリー、
晴れ渡った春の草原の優しく蒼い香り、
ヤマブドウのような野趣あふれる香り…

そして………
今!!今がまさに!!最高に旨い!!!
と、大きな声で叫びたい…!!!
抜栓後2週間後の今が一番旨い!
(※個人差あり)
敢えて、抜栓後から時間を経過させてから飲むのが乙。です。

この旨味は、いったい、どこから来るのだろう…
全体的に湿度が高い(ワインなのだから当たり前ですが…)しっとりとした質感。
マスカット・ベーリーAでもメルローでもない…
品種という枠を境界線を優に飛び越えた先にある、
それぞれのブドウが融合した時にしか出会えないだろう奇跡的な味わい。
確かにブドウジュース感もあるのだが…

これは…
ハーフマラソンのゴールテープを切った後でもいい。
そんな時、このワインをジューシーに口に含んで染みわたらせて、満面の笑顔になりたい。

抜栓直後はマスカット・ベーリーA由来と思われる酸味があり、
どこか、「野趣あふれる味わい」があり、
ブラインドテイスティングしたら、
『北海道のツヴァイゲルトレーベ…』
と、答えたくなる、小さなつぶつぶの赤い果実味と蒼い香りが、
女子高生みたいにピッチピチに引き立っていたが…

このワインだって底力(底の澱の部分の力…)出せば、
大人の雰囲気をムンムンさせられるんですね。
そして懐かしい母さんの生み出す唯一無二の
【出汁】の味わい…
懐かしくて、心が温かくなる…

しかしながらこの抜栓直後からの豹変ぶりには
驚きを隠せない…
興奮が、ドキドキが鳴りやまない…

ブドウの垣根を超えた先にある感動とは…
まさに、こんな感じ。

そしてとにかくこの旨味のジュースが延々と舌の上でしっとり浸透してくれる。
アフターに僅かな酸味を感じるが、
抜栓直後のピチピチ感ではなく、
この旨味を全力でサポートしてくれる後ろ盾、護衛。

開けたては、ちょっとやんちゃで元気な若さがあり、
どっかの少年とけんかしないか心配な親心があったが…

今では社会人として家族にお礼を言えるくらいには大人な丸みを帯びた、
【人生のウマミ】を知り始めたくらいには面白い。
彼には未来がある。
そう言い切りたくなる…
そしてなんだか春の訪れを教えてくれるかのような…
なんだか、とっても明るい気持ちになれる、ほっこり笑顔になれるワインですね。
あぁ…早く、春、来ないかなぁ…

このワインはやはり、抜栓後、時間を少し置いてから、
この旨味の境地に出会って頂きたい、逸品です。

山田直輝さん、この感動をありがとうございました!

※抜栓後の美味しい期間に関してはボトル差がある可能性もあると思います…

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