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スピッツ HIMITSU STUDIO 備忘録[2023.6.6]

ワタクシゴトですが、2020年6月に参戦するはずだったMIKKE ツアーが無念の中止となり、そこから3年越しで、念願の『大宮でスピッツ』が叶いました。
地元と呼んでしまうと大宮のひとに怒られてしまいそうですが、埼玉県人として、ここでスピッツに会えたことは、とても光栄なことでした。


以下、セットリスト等のネタバレを含みますのでご了承ください。









[オープニング]

1階後方の席でした。
スピッツをホールで堪能するのは実は初めてのこと。後ろの方から見下ろす構図は新鮮でした。
が、しかし2階席が真上にあるせいか、音的にはイマイチでしたな。

ステージには「SPITZ HIMITSU STUDIO」と書かれた薄い幕が張ってあり、ほんとに薄い幕なので、裏側でスタッフさんたちが準備している様子もなんとなく見ることができましたし、右後方にロボットがいることには、おそらく殆どの人が開演前に気づいていたはず。

ほぼ定刻通り、19時1分ぐらいにスタート。
ファンファーレ的なものもなし、突然現れて、幕のうしろで演奏スタート。
NEW MIKKE ツアーの時と似たようなはじまりでした。

01 ときめきpart1

バイオリンの音がとても心地よい曲。
さすがにバイオリンは生演奏ではありませんでした。
2番が始まる時だったかな、幕がさっと下がって5人の姿が顕に。拍手!

右後方、テツヤの真後ろの位置にロボット。
ステージ後方には大きなロボットの設計図。

間奏のギターソロがかっこいい。

02 跳べ

跳べなかった『跳べ』。
疾走感のあるかっこいい曲です。
ライブではサビでみんなでクラップしたい!って最初聴いた時から思ってて、実際やったんですけど、でもやってるひとは思ったより少なくて。
みんなあんまりそういう聴き方をしないんですね。

「こ、こ、は、じ、ご、く、で、は」
の歌詞に合わせてサビで8拍クラップですよ。
そのあと
「や、さ、し、い、ひ、と、に、な」
に合わせて8拍。
よろしくお願いします。

ここは地獄ではないんだよ
優しい人になりたいよね

この歌詞は秀逸です。鳥肌。

そしてクライマックスに事件は起こりました。
「跳べ」を4回繰り返すラスサビ。
3回目で跳べず。
⤵︎と⤴︎ぉべぇー♪
と無理矢理あげて、遠目で見えなかったけど、やっちまった顔は想像できました。
いちばんインパクトあるとこ、そこ間違えますか!

03 みそか

アルバム外からの3曲目。
光が印象的な演出が続きましたが、この曲からでしたかね、緑の光がステージの方から2階席まで伸びて、とてもきれいでした。

最後のドラムがかっこいい曲です。

04 夏の魔物

古い曲きました。
イントロも間奏も、ミワぺジオが際立ちます。

[MC]

ようこそお越しくださいました、と言ってくれたけど、こちらこそですよ。大宮に来てくれて、大宮で会えて本当に嬉しい!

05 さびしくなかった

新しい概念のラブソングだと思っています。
きれいな曲。聴けて良かったです。
サビのベースラインがかっこいい。

06 美しい鰭

原曲よりライブの方がギターが際立ちます。
イントロとAメロがかっこいい。

07 讃歌

卒業式の定番ソングのような曲ですが、そんな中にもシャングリラというワードが登場してくるのがスピッツです。

[MC]

さっきのMCで話を遮ってしまったことを詫びるリーダーに、「ちょっと何言ってるかわかんなかった」と草野さんの正直な感想。
ロックバンドのMCとは思えない完全なスピッツワールド。

大宮のトーク。
2020年に氷川神社で初詣したっていう話はNEW MIKKE で言っていましたね。
嬉しいです。

08 大好物

アスタキサンチンとかナントカとか、カタカナの物質がいろいろ気になる50代、そんなトークをしたあとの大好物。
何度も聴いてきたけどやっぱりひたすら良い曲です。

09 運命の人

いつもの通りの打ち込みバージョン。
定番曲だけど聴くたびにいろいろ蘇ってきて嬉しい。

10 未来未来

聴きたかった曲。
ライブではどんなふうになるのか気になっていました。
まず民謡のコーラス。
クージーが歌うサプライズはなく、ここはさすがに音源を使っていました。
そして原曲ではボーカルが重なる部分があるんだけど、そこはライブでは重ねずに、スパッと音程を変えて見事に歌い切っていました。
聴くたびにかっこいいスルメソング。

11 優しいあの子

ホワーンとしたオルガン?の音で始まるイントロ。
この曲も何度も聴いたけど、とても良い曲。

[MC]

「スピッツのライブはじめてのひと」
けっこう手が挙がってて驚きました。

「あの曲やってないよね!?」みたいなトークからの、次の曲。

12 ロビンソン

5周ぐらい回ってやっぱり良い曲ですね。

13 i-O(修理のうた)

なんの合図もなしきピタッと始まったのはこの曲だったかな。
キーボードのソロからギターソロへと繋いでいく間奏がすごく良い。
アルバムジャケットが先にできていて、それに合わせて作ったという素敵な曲。
これは外せないですね。

ちなみに歌詞の「愛をー」と「i-O」を掛けてるって、気づいてました?

14 チェリー

これも、4周ぐらい回ってやっぱり聴けると嬉しい曲です。
チェリーとロビンソンが同時にセットリストに入るのは、とても珍しいことのような気がしました。

そして、、。

15 オバケのロックバンド

きました!
背後の大きな設計図は、修理が終わって生命が吹き込まれたi-Oが大きく描かれた明るい雰囲気のものに変わります。
最高にふざけた曲なんだけど、4人で歌うだけでなんでこんなに泣けるんだ。

少しでも微笑みこぼれたら
そのしずくで俺生きていける
忙しけりゃ忘れてもいいから
気が向いたならまたここで会おう

Cメロのこの歌詞は、そのまま私たちへのメッセージと受け止めました。

16 8823

ド定番の盛り上がり曲。終わりが近づいています。

17 トンガリ’95

この曲は予感がありました。
なんかきそうだなって。
50代のスピッツが奏でる『トンガリ’23』を堪能。
最後のドラムソロには、コロナ禍のライブでは沸き起こることのなかった歓声が!

18 醒めない

本編最後は醒めない。ちょっと意外でしたけど、彼らがきっとこれからも大事にしていく曲。

〈アンコール〉

19 大宮サンセット

きました。
手を繋いで歩く火曜日。

[MC]

メンバー紹介。
「ほとんどの人が、大宮サンセットやるって知ってて来てるんでしょ?」みたいな田村さんの話。
貴重な1枠を使ってしまっている、という考え方は共感できなくもないです。
でもここでしか聴けないレア感は優越だし、原曲とは違うバンドサウンドの大宮サンセットを聴きたくて、ここに来ました。

クージー。
話の流れでみんなでかわいいコール。

さきちゃんは氷川神社でポケモンGOの話。

三輪さん。
3人がボーカルデビューした話。
弾きながら歌うのは難しい、と。
やっぱりそうですよね。

20 謝々!

ゴースカに続き。謝々!

そして、

21 けもの道

赤いライトに照らされながら響くベース音。
大宮の日の出すごいきれいだな。



ちょうど21時ぐらいに終了。

ちょっと、まだ聴いてない曲もあったので意外なラストというか、無難すぎるというか。
これで終わりなの!?というモヤモヤは、直後は正直感じました。


途中すこし改善されたものの、音は最後までイマイチで。
このツアー2回目、大宮初日、そういうところはほんの小さな原因で、座席の場所的な問題が一番だと思うので、スピッツこんなもんじゃねーだろ、という印象は否めなかったのですがこれは運が悪かったと言うしかないですね。
スピッツが悪いわけではないけど直後は心の底から満足はできなかったので、今回は手を出さないつもりだったグッズをふたつ買って帰りました。

i-OのTシャツと、i-Oキーホルダー。
キーホルダーはとても気に入っていて、これを手にしてから「修理のうた」にもとても愛着が湧いているのですが、金属でできているので、どこに付けるにもとても重くてですね、使いづらいです。
まぁコレクションですね。

スピッツのライブは行くたびに過去最高を更新し続けていたので、今回はそこまでじゃなかったから直後は物足りなさはありました。でも1日経ったら喜びが溢れてきます。
大宮でスピッツに会うために、ずっとこの日を待っていたから、嬉しかったです。

備忘録ですが、
どこのMCだったか、ヒゲダンの曲を弾き語りで披露。
歌詞がわからない部分はいつものように
「ほにゃららら〜♪」「にゃにゃにゃにゃ〜♪」
で、サビのクライマックスで突然
「イレーギュラー!」
ってそこだけちゃんと歌えた時の場内は、拍手よりも笑いでした。


[セットリスト全般]

アルバムツアーでも必ず1曲は、驚きの古い曲がセットリストに入る傾向が多いのですが、今回はそれに該当するものがなかったというのが、あくまで個人の感想です。
強いて言えば『夏の魔物』がそれですかね。
『謝々!』もレアですが、ゴースカの記憶が新しかったので驚きは少なかったですね。
ただ別日では『P』とか『フェイクファー』なども演奏されているので、この日がたまたまそういう巡り合わせだったと考えるのが妥当かと思います。
そしてそう思ってしまうのはやっぱり、『大宮サンセット』で貴重な1枠を使ってしまっていることに起因しているんですかね。
結局は自分の問題ですな。
大宮に『大宮サンセット』意外の驚きを求めてはいけない。それのために行ったと思え。

アルバム『ひみつスタジオ』からの選外は、

手鞠
Sandie
紫の夜を越えて
めぐりめぐって


の4曲でした。
まだライブで披露されたことのない『手鞠』と『めぐりめぐって』は、後半のアリーナツアーか夏イベントで入ってくるのではないかと期待しています。
『めぐりめぐって』はライブの1曲目を意識して作ったと公言しているので、今回は聴けなくて残念だったけど今後に向けてこれは期待せずにはいられない。

それから、『美しい鰭』のカップリング2曲もどちらかは聴けるかな、と思っていたので、そこは少し残念だったけど、これも次の楽しみですな。


まとめ

不満もすこし書いてしまいましたけど、結局のところスピッツが大好きだし、これからもスピッツと生きていきます。
ライブに行くたびに過去最高を更新し続けてくれた彼らが今回はじめて「そうじゃなかった」というだけで、いつも通り最高だけど、その中のちょっと下の方、つまり最高であったことには変わりません。
音的にイマイチだったのは席のせいだから、これは運が悪かっただけ。
セトリの物足りなさは、ただ自分の期待と少し違っただけだから、これは自分の問題。
また新しいスピッツを、さらに進化するであろう次のスピッツを、これからも探し続けます。


「またお会いします!」ていう挨拶、すごく好きで、いつも真似してます。
「またお会いしましょう」だとちょっと他力本願というか、探る感じになって、ちょっとよそよそしいですね。
「またお会いします!」は自分本位。
だから嬉しい。


早々に買ってたんだけど、歌詞の解釈がブレちゃいそうでまだちゃんと読んでいなかった『ひみつストレンジャー』。
ライブ参戦も終わったし、しっかり読んでみようと思います。

重すぎて使いづらいですが、とりあえず車の鍵につけてます。i-O、気に入ってます。



ありがとうございました!
またお会いします!

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