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私たちが考える、経営において大切なこと

1. 弊社が考える、経営に大切なこと:
「最も重要なことに、思う存分考えるリソースを投入できる状態を作ること」
私たちが経営において大切だと考えていることは、単に「コンサルティングを安く使えること」ではありません。経営において、「最も考えるべきこと」と、最もではないが「考えなければいけないこと」があると思いますが、後者の「考えなければいけないこと」を​、できるだけ速く、エネルギーやコストをかけずに(=生産性高く)片付け、​前者の「最も考えるべきこと」に思う存分時間、思考のエネルギー、コストを投入できる状態であることが大切であると考えています。


2. 上記の考えに基づいた、弊社の課題認識:
「最もではないが、考えなければいけないことに経営リソースを取られすぎてしまっているのではないか」
私生活においても、お金や人間関係(=考えなければいけないこと)に時間やエネルギーを取られすぎると、家族との交流(=最も考えるべきこと)が疎かになり、晩年に後悔すると歴史が伝えているように、経営においても、ついつい「考えなければいけないこと」(=例えば資金調達や組織設計)に時間、エネルギー、コストをかけすぎていないでしょうか。その結果、「最も考えるべきこと」(=例えば自社の特許技術の磨き込みや、新規アイディアの創出など)に取り掛かる頃には、精魂尽き果てていたり、お金がかけられない状態だったり、時機を逃したりしがちではないでしょうか。


3. 上記の課題認識を踏まえた、弊社の活動:
「考えなければいけないことを​、最低限のリソースで片付けられるソリューションを提供する」
「最も重要ではないが、考えなければならないこと」をしばしば依頼される経営コンサルタントとして、あらゆる企業様のご支援をさせていただいた経験から、「実は考えなければならないことの中身は、大部分が共通しているのではないか?」、「そしてその共通項を本質に基づいて整理し、パターン分けすることで、各企業に合った答えがすぐに出る仕組みを作ることができるのではないか?」という仮説が生まれました。その仕組みを、コンサルティングパッケージと名付け、先の課題に対するソリューションとして作り込んでおります。(詳細はWEBにて。)およそどこの家庭も、(語弊を恐れずに言うと)お金や人間関係の悩みは本質的には同じ部分が多いのと同様、およそどこの会社も、資金調達や組織構築などの「考えなければならないこと」は、大部分が本質的には同じようなことを考えているのではないかと踏んでいます。その共通部分を、前述のコンサルティングパッケージに落とし込むことで、考えなければならないことの大部分を楽に(かつ御社にできる限り合った形で)片付けられるような状態を作るご支援をしたいと考えています。

最後に:
上記のようなことを言うと、「経営はそんな単純なものではない」、「最適解を考えるべき事柄に対し、共通化など容易にしてよいものではない」というお叱りをいただくかも知れません。全く仰るとおりであり、私たちも、経営は非常に複雑であるし、その中で最適解を追求し続けることこそが企業の生命線であると考えています。しかし、単純でない、共通化できない部分が経営の肝であるからこそ、単純で、共通化できる部分を見極めて、「さっさとその部分を片付けてしまう」ことが、逆説的ではありますが重要なのだと考えています。そうすることで、企業の生命を握る、複雑で独自性の強い部分を考えることに、限られた貴重なリソース(時間・お金・エネルギー)を思う存分投入することができるのだと信じています。
※同様に、その「考えなければならないこと」(例えば資金調達や組織構築)の中にも、複雑で独自性の強い部分があるはずであり、その部分に絞ってリソースを使うためにも、共通性の高い部分はやはりさっさと片づけてしまうことが大事だと考えております。

コンサルタントとして駆け出しの頃、安宅和人氏著作の「イシューからはじめよ(英治出版)」に感銘を受けた私たちがぶち当たった壁は、最も大事なイシューを見極めたとしても、どうしても他のイシューにも対応しないといけない事情がある現実でした。そのジレンマを克服したい思いでこのパッケージ制作・提供に至っています。まだまだ道半ばの半人前ではありますが、同じ想いやジレンマを持つ方々に、少しでも助けになればと思っております。今後、この考えを根底にした、私たちの意見をnoteとTwitterにて配信していこうと思っています。拙文ながら、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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