[4月3日]今週のブック特集(王様のブランチより)

こんばんは、robin1101と申します。

 今回は、この作品を紹介していました。  


鈴木まもるさんの「あるヘラジカの物語」。

「第2回親子で読んでほしい絵本大賞」受賞!
朝日新聞「天声人語」(2020/11/12)で紹介!
星野道夫が遺した1枚の写真から生まれた物語。
アラスカのデナリの山のふもとで、1頭のオスのヘラジカがたくさんのメスと暮らしていた。
ある日、この群れによそ者の1頭のオスが近づいてきた。
メスたちを自分のものにしようと思っているのだ。
群れをひきいるオスは、よそ者に向かっていった。
オスどうしの激しい戦いが始まった。
2頭は、何度も体当たりをし、角をぶつけあった。
オスのヘラジカは体重が800キロもある。
ぶつかったら車だってひっくりかえる。
戦いは、長い時間続いた。
ガキ!
大きな角と角がぶつかってからまった。そしてはずれなくなった。
2頭は戦い続けるしかない……。
多くの野生動物の姿を写真におさめた星野道夫は、1996年、事故によって世を去りました。 同じ動物好きとして、星野道夫と親交のあった鈴木まもるはある夜、星野の遺した2頭のヘラジカの写真を夢に見て「絵本を創ろう」とひらめき、アラスカに飛びました。そしてできあがったのが、この絵本です。
大自然で暮らす動物たちの壮絶なドラマと、生命のつながりを描いた絵本。

この作品は、昨年の9月に発売された絵本ですが、第2回親子で読んでほしい絵本大賞で第1位に選ばれたということで、放送されました。

この賞を聞くのは、初めてだったのですが、下記のようなコンセプトで創設されました。

この賞は、司書、読みきかせボランティアなど、子どもに絵本を手渡す経験が豊富なJRAC会員が、「この本読んで!」で紹介した過去1年間の新刊絵本400冊の中から、「親子で読んでほしい絵本」を投票で選考し、表彰するものです。また、今回は「この本読んで!読者賞」も新設し、多くの読者より投票いただきました。

他にもホームページには、11作品が発表されています。


ちなみに昨年の受賞作は、「字のないはがき」という題名で、原作は向田邦子さん、文は角田光代さん、絵は西加奈子さんという豪華な共演となっています。


大人になってからは、小さな子供と接する時でしか触れあえなくなった絵本。
子供の時は、意識しなかったのですが、改めて読んでみると、短い言葉でわかりやすく、少ないページで内容が凝縮されているのは、凄いことだなと思いました。

以前、読み聞かせをしたことがありますが、子供に飽きさせず、言葉とともに豊かな感情を伝えなければならないということで苦労したのを憶えています。

子供だけでなく、大人も心に響くものもあり、本が苦手な方には、入門編として良いかもしれません。


まずは、本屋さんで試しにページを開いてみてはいかがでしょうか?

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