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ダンスが踊れない


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歌に踊りが続けば、パーティーは最高潮を向かえる。旅をするならワルツも踊れるようにしていたほうがいいし、サンバも踊れるほうがいい。東京のオリンピックが決定した会場はアルゼンチンの“ブエノスアイレス”だった。“ガウチョの町、タンゴの町”ブエノスアイレス。ボゴタ地区では飛び込みでタンゴのレッスンを受けられる。有名な“カフェトルトーネ”の隣の事務所にもタンゴの教室がある。教室は2階にある。恐る恐る階段を上って行く。まだレッスンは始まっていない。暫くするとアジア系の女性が入っていった。続いて背広姿の男性。大柄な女性も入って行く。暫くして小柄な黒装束の女性が入ってゆく。彼女が先生らしい。我々も入って行く。今日の生徒はそろった様だ。小柄な女性がカセットのスイッチを入れる。タンゴのリズムが流れ出す。”ハイ,みんな、踊って、踊って”自然とペアーが出来上がってくる。ダンスの輪が広がる。”先生すみません。初めてなのですが””大丈夫、大丈夫 踊って 踊って”“キムさん相手してあげてくれる“アジア系の女性がタンゴのパートナーだ。一日だけでも踊ってみるのが良い。其の後でトルトーニの老舗カフェでコーヒーを飲んだ。フランス移民がコーヒーを偲んでカフェを1850年代に造ったそうだ。フランス人が作ったカフェでエスプレッソを飲みながらアルジェンチンタンゴをみる。人はこんなに遠くまで旅してきている。

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