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老いて振り返る働くための心得

酒蔵に昭和46年(1971年)の酒造りの心得が残っていた。”火の用心”が赤字で書かれていて50年前の火事に対する心掛けが垣間見える。
50年前の心得。今の社会にも会社にも通用する心得だ。社内コミュニケーション、材料の品質、技術の探求、製品の品質管理(輸送時を含む)、労働災害の防止、整理整頓、検査の重要性、そして火の用心。

こんな言葉を聞きながら、日本は世界に通用する製品を作ってきたのだ。今の時代これに付け加える心得があるだろうか?

スーパーで”デコポン”を食べたくて買って帰った。時代が新しくなって、進んでいるからと言って安心できない。デコポンの裏側が腐れているかどうかチェックしなければならないと思うと寂しくなる。

河北デザイン展に週末出かけた。2度目である。ビリーバンバンがCMソングを作っていたと聞いたので、行きたくなった。そういえば優しい歌が会場に流れていた。東京の地下鉄の路線図が展示されていた。東京の生活を思い出しながら上京し生活した駅を探した。

ロベルトはフォークソングの青春時代だ。反戦ソングもよく歌った。高石智也の歌は今でも聞ける。戦争で、いやどんな形の争いで死んでゆく人間のすがたを思うたびに、平和だった時代を生きることができてよかったと思う。

酒蔵を訪問した時、長い間会っていない同級生の作品を発見し不思議な感動を覚えた。アートは本当に時空をこえる

赤川政由君の作品
酒蔵でゴボウを持つごぼう君




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