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開幕まで残り1ヶ月!連敗続きの谷繁竜に光明はあるのか?

2/1のキャンプインから早いもので一ヶ月が経過。シーズンに向けたチーム作りもいよいよ佳境に入ってきました。この時期の練習試合やオープン戦での勝敗は本番のシーズンには関係ないとはよく言いますが、実際にはオープン戦で勝てるチームはシーズンでも問題なく勝てる傾向にあり、ファンとしてはいくら開幕前とはいえチームの勝ち負けに敏感になってしまいます。

2016年練習試合・オープン戦勝敗
2/28 ●中日 5-10 LG
2/27 △中日 4-4 DeNA
2/26 ●中日 2-3 LG (二軍)
2/25 ●中日 2-6 ネクセン (二軍)
2/24 ●中日 1-6 巨人
2/21 ●中日 3-7 楽天 (オープン戦)
2/20 ●中日 4-9 ロッテ (オープン戦)
2/19 ●中日 1-7 DeNA (二軍)
2/17 ○中日 9-7 SK (二軍)
2/14 ●中日 1-6 DeNA
2/13 ○中日 10-0 KIA

我らがドラゴンズはというと、現在引き分けを挟んで7連敗中。通算でも2勝8敗1分と振るわないどころか、未だNPBのチームに1勝もできずシーズン前だというのにお先真っ暗というのが正直な所です。

連敗続きの谷繁ドラゴンズに光明は?
チームとしてはなかなか結果が出ていませんが、選手個人レベルで収穫がまったくないわけではありません。投打ともにMVPと、その次点を挙げてみました。

投手MVP:岡田、小川の同級生サウスポーコンビが◎
実戦で大量失点することが多かった投手陣の中で、一際光ってるといえるのは岡田・小川の同級生サウスポーコンビでしょう。岡田は既に一軍戦力としておなじみですが、小川は今キャンプで大きく花開きアピールに成功しました。

対NPB球団との練習試合・オープン戦通算:
3.0IP 防御率0.00 与四死球0 奪三振1 被安打1

中継ぎ起用がメインとなる小川は今キャンプを通じて連投、回またぎ、ワンポイントに右打者への投球など一軍の中継ぎ投手として与えられるだろうあらゆる機会を想定したテストを受験し、それぞれ結果を出し続け無事沖縄・北谷キャンプを完走しました。同じ左のリリーフとしてライバルだったジョーダンが先発起用に向けた調整に切り替わり、ルーキー福も一軍での登板機会がまだないことを考えると、初の開幕一軍に向けてかなり近いところにいるのは間違いないでしょう。高橋聡がFAで抜けた穴を日本人選手で埋めることができるのはチームとして大きなプラスのため、小川の台頭は今キャンプでのもっとも大きな収穫のひとつです。

次点としてはネイラー、山井が先発テストで結果を出した点を挙げたいと思います。ともに3イニングをパーフェクトに抑え、いまだ不振が続く大野・若松、調整が遅れるバルデス・吉見らをリードしています。昨季に引き続き先発投手不足がチームのアキレス腱となっていますが、これまでさほど注目されなかった両投手が結果を出した点は、首脳陣としてはホッとしたところでしょう。これまで実戦では先発投手が打ち込まれる点が目立ちましたが、彼らに続いて若手投手陣もどんどんアピールしてもらいたいです。

野手MVP:ショート遠藤、サード高橋周がレギュラーとしてキャンプ完走
野手陣ではMVPとして、遠藤・高橋周の若手コンビを挙げたいと思います。大島・平田の絶対的なレギュラーがいる外野と比較してレギュラーを任せられる選手が少ない内野勢の中で、若い二人がほぼレギュラーを守り抜き、メイン起用に目処が立ちました。今後さらにオープン戦等実戦経験を積む機会が増えていきますが、如何に結果を残し続け「実力で」レギュラーを掴み取れるかが大切です。遠藤・高橋周両選手は今後シーズンが始まってもその活躍ぶりをウォッチしていきたいと思います。

次点はレギュラー争いの嬉しい誤算として、セカンド直倫、レフト井領が大いにアピールした点を挙げたいと思います。直倫は今キャンプではセカンドに再挑戦しましたが、アピールポイントの守備だけでなく打撃でもアピールに成功。オープン戦でHRも放つなどこれまでの貧打のイメージを覆す「想定外」の活躍を見せています。また「ナニータか藤井か」と思われていた正左翼手の座も、井領がバットで存在感をアピールし続けていることでわからなくなってきました。こちらも如何にオープン戦で結果を残すかがカギになると思われ、シーズン開幕まで目が離せないところです。

開幕に向けた最初の一ヶ月は実戦でも負けが込み、ライバルたちと比較してもあまり良いニュースがありませんでした。ここからシーズン開幕までの一ヶ月で巻き返せるよう、若い選手たちを中心に奮起してもらいたいところです。

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