見出し画像

#16VD 那覇シルバーウイングスのチーム強化ビジョンと、本拠地方針について語る

皆さんこんにちは。今回は

"仮想"16球団構想イベント「#16VD」に参加中の沖縄球団・那覇シルバーウイングスのチーム強化ビジョンと本拠地方針

についてnoteしたいと思います。

#16VDって何?那覇シルバーウイングスって??って思ったそこのあなたは、まず以下のnoteをお読み頂ければと思います↓↓↓

今回は上記noteで紹介した「7つのミッション」内で触れた、「勝ち続けるチームの強化ビジョン」「魅力的なボールパークづくり」について、少し掘り下げて紹介できたらと思います。


1. チーム強化ビジョン

チーム強化ビジョンは、前回noteで定義したチーム全体のビジョン=球団の経営理念とは異なり、具体的にどのように勝ち続けるチームを作っていくか、どのようなチームを目標とするかを端的に表したものです。よって今回定義するチーム強化ビジョンは、より#16VDのイベント本筋に沿ったとても重要なコンセプトになります。

チーム全体のビジョンを策定した時と同様に、今回も陣営内でチーム強化ビジョンのアイデアについて話し合いました。結果として陣営内で合意したチーム強化ビジョンが、こちらです:

那覇シルバーウイングスが定義する「勝ち続けるチーム」とは、「野手力」に秀でたチームである。ファンを魅了する大きなホームランや、華麗な守備で観客を沸かすことのできる選手を中心とした、チーム作りを進める。


ペナントレースを制するのにもっとも重要だと考えたのは、攻撃と守備、両方に影響力を持つ「野手力」です。特にセイバーメトリクス的に高い年度間相関があるとされる野手の打撃力は、年ごとにばらつきが出やすい投手力以上に継続的に優勝争いを目指すチームには欠かせない要素だと考えます。打撃と守備、両面で高い貢献を叩き出せるような野手を多く輩出することで、チームの勝率と人気を常に高い水準で維持できるチーム編成を目指します。

ではそんな「野手力」に秀でたチームを作るには、どのような選手を今後の分配・仮想ドラフトで指名していくのか?


・・・今日のところはちょっとまだ言えません!!


チーム強化ビジョンにひもづく指名戦略については、それぞれのドラフト後にまた改めてnoteしていければと思います。指名された選手の顔ぶれから予想してみてください!


2. 本拠地の方針①沖縄セルラースタジアム那覇の改修

続いて考えたいのは本拠地の方針です。今回はただ単純に既存の野球場を割り当てるだけでなく、チーム全体のビジョン&ミッションや上記のチーム強化ビジョンに沿った本拠地作りを一から提案していきたいと思います。

まず初めに考えたのは、那覇市にある県内最大級の野球場である、沖縄セルラースタジアム那覇(以下セルラー)の活用です。セルラーは県内で唯一プロ野球ナイター公式戦の開催が可能な球場で、2010年から2019年までは毎年NPB公式戦が開催されていました。

▼球場データ
内野: クレー舗装
外野: 天然芝
両翼: 100m
中堅: 122m
収容能力: 約20,000人

チーム名に「那覇」を冠すると言うこともあって、市内にある県内最高級の球場を本拠地として想定しない理由がありません。ただ仮想とは言え、セルラーをそのままホーム球場として設定できない理由が二つあります。それは「収容人数の少なさ」「ナゴヤドーム以上の球場の広さ」です。


2-1. 収容人数の少なさ

前述の通りセルラーの収容人数は約20,000人ですが、その内訳は内野固定席で約15,000人、外野席は立ち見で約5,000人となっています。改築が完了した2010年以降に行われたNPB公式戦では、最高で21,229人の動員を記録しました。

NPBの公式戦をするだけでは現状のままでも問題がないように思います。ただ一方で、NPBが主催者となる日本シリーズとオールスターゲームに関しては、十分な収益を確保するために30,000人以上の収容能力を求められるようです。直近では2005年に楽天が新規参入を果たしたあと何度もNPBから増席を求められ、楽天側も段階的に収容人数を増やしていることがよく知られています。

#16VDの想定で行くと2022年シーズンからの新規参入となり、この1年で1万人以上の収容人数増はかなり難しいように思いますが、短期的にはある程度の増席のための改修は避けられないはずです。


2-2. ナゴヤドーム以上の球場の広さ

次にNPBの規定上は問題ありませんが、勝ち続けるための「野手力」に秀でたチームを作るには、セルラーの広さがネックになります。セルラーの両翼100m、センターのフェンスまでの122mは公認野球規則に則ったものですが、右中間&左中間が大きく膨らんでおり、投高打低で知られるバンテリンドームナゴヤ以上の広さとなっています。

参考: Baseball Rules 「2.01 競技場の設定

長年ホームランバッターの育成に苦しむドラゴンズの現状を見るに「打撃+守備=野手力」に秀でたチームを作るには、スカウティングは大前提としても球場特性の変更はマストだと考えます。

2022年の開幕を目指して、「収容人数の少なさ」と「ナゴヤドーム以上の球場の広さ」をセットで改善するための改修を行う必要があります。


2-3. 沖縄セルラースタジアム那覇 改修案

以上の変更を(現実的かどうかは置いておいて)反映させたのが下記になります。

画像1

球場の収容人数増には、色付きの部分で座席数増を想定。エキサイティングシートとホームランテラス設置で計500席、さらに外野席の拡張も合わせて、計6,000席の増加を見込んでみました。既存の内野固定席と固定席化された外野席と合わせるとトータルで25,000席となり、NPB主催試合の要件は満たさないとは言え、新規参入初年度から数年の間では十分な増加幅だと思います。

また球場の打低環境改善のための対策が、エキサイティングシートとホームランテラスの設置です。前者はファウルゾーンを狭くすることで打者を助け、後者はホームラン増を促進する効果が見込まれます。これらの改修をすることで、ホーム球場の打低環境も大きく緩和されるはずです。

以上の改修を段階的にでも行うことで、なんとか新規参入の準備が整うことになります。16VDの想定で2022年からの新規参入となると、これが考え得る中でベストの本拠地球場の設定案だと考えます。


3. 本拠地の方針②新球場の建設

一方で長期的な視点でより魅力的なホーム球場を作ろうとすると、上記の改修だけでは物足りないのは事実です。NPB主催試合をホーム球場で行うにはさらに5,000席以上の増席が必要になりますが、これ以上の増席可能性がどこまであるかは不透明。

また屋外球場なだけに、雨天時には試合中止となってしまう点もデメリットです。梅雨入りが5月と他地域に比べて早いため、梅雨時期にはなるべくビジター中心の日程組みをNPB側に要請することは考えられますが、特に飛行機移動が必要な点を踏まえると、出来れば全天候型の球場であった方が良いのは言うまでもありません。

ということで沖縄陣営では、長期的な視点での新球場建設の可能性も上記の改修と併せて(勝手に)検討することになりました。候補地として挙がったのが、那覇空港やセルラーにほど近い那覇軍港跡地です。

画像2

那覇軍港は沖縄本島に点在する在日米軍基地の一つであり、今もアメリカ陸軍が管轄するエリアになります。既に日米間で全面返還が合意に至っているため、2028年以降の返還と移設予定地に関する議論が進んでいます。2019年には菅義偉官房長官(当時) が「沖縄県の経済の起爆剤として、高いポテンシャルを持っている」と、その跡地利用に期待を寄せました。

沖縄県内には他にもアメリカから返還予定となっている在日米軍基地の拠点がいくつかありますが、空港とセルラーから近い立地の良さを考慮し「那覇軍港跡地」を(勝手に)新球場の建設予定地と想定しました。


3-1. 新球場に求めるもの

球場建設予定地が決まったら、次に考えるべきは「新球場になにを求めるか?」です。これも妄想したらキリがないですが、ミッションにある「勝ち続けるチーム」と「魅力的なボールパーク」を実現するために以下のアイデアについて挙げてみました:

・日本ハムの新球場を参考に、屋根開閉式ドームで全天候型のボールパークを目指す
・収容人数35,000人〜
・天然芝
・ヒッターズパーク寄りの球場特性
・ホームランキャッチが可能な3m未満のフェンスの高さ
・ブルペンは外に設置してファンから見えるように

またグラウンド上でのプレーとは直接関係しないですが、球場内外での娯楽要素としては下記が挙げられました:

・台湾スタイルのチアリーダーがファンを盛り上げる
・大柄な外国人でもゆったり座れる座席幅
・セイバー指標からクスッと笑える小ネタまで網羅した選手情報を大型ビジョンで紹介
・選手紹介は琉球ゴールデンキングスばりにド派手にカッコよく
・球場内外で沖縄や沖縄の離島、台湾にアメリカ、そしてアジア各国のグルメが楽しめる
・売り子さんはビールだけでなく泡盛の水割りも用意(割合は1:1で、複数銘柄を希望)
・綺麗なトイレをたくさん配置

・球場内のあらゆるところに設置されたカメラから、複数の視点で試合が楽しめるオンライン配信
・現地のチケットを持ってるのに行けなかった人の救済措置として、上記配信は手持ちのデバイスから視聴可能に
・ボールパーク敷地内ホテルに泊まると宿泊代金の10%を球場で使えるクーポンに
・選手が身につけているのと同じものが買えるアパレル用品店
・三線体験、沖縄料理教室など沖縄文化に触れられる機会を作る


・・などなど、本当に時間を費やせばいくらでも妄想が膨らみそうでしたが、分配&仮想ドラフトというメインコンテンツの準備がおろそかになりそうなので今回はこの辺で。上記で考え抜いた短期〜中期的なセルラーの活用と、長期的な新球場の構想をベースに、指名戦略を組み立てていきたいと思います!


4. 終わりに

以上が、我々沖縄陣営が考えた新球団のチーム強化ビジョンと本拠地方針でした。今回は少しだけイベントの本筋に近づきましたが、やっぱりここまでやる必要はなかったですかね笑
ただ目指すべきチーム像とチームが実際にプレーする環境を解像度高く想定できたことは、今後の分配・仮想ドラフトに間違いなく生きてくるはずと思います。

次回は分配ドラフト終了後に、指名戦略や分配ドラフトの裏側についてnoteしたいと思います。引き続き、那覇シルバーウイングスの取り組みにご注目頂けると嬉しいです。

ということで以上、ロバートさんでした。
ありがとうございました!


おまけ: 陣営内でも評判だったtotoさんデザインのオルタネイトユニフォームはこちら…。

画像3


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?