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中日ドラゴンズ、オープン戦は最下位!2016開幕前の戦力徹底分析

オープン戦も早いもので全日程が終了し、いよいよ開幕に向け一週間を切りました。我らがドラゴンズはナゴヤドームに帰ってきてからの7連戦で投手陣が復調、いわゆる守り勝つ「中日野球」が復活し、調子を上げてきました。

しかし7連戦中はまず3連勝で幸先良くスタートしたものの、開幕戦の相手である阪神に敗れ連勝ストップ。その後対ロッテ3連戦で1敗2分と勝利を掴むことができず、結局オープン戦最下位に返り咲いてしまいました。

最下位の座はオリックス、DeNAと分け合う形になりましたが、得失点差-29は9位ヤクルトと並び12球団最低。ファンにとっては先が思いやられる結果となってしまいました。

中日吉見5回途中0封、貫禄投球で存在感見せた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160321-00000105-nksports-base

ただ決してネガティブなニュースだけではありません。オープン戦最終戦となる21日ロッテ戦では、肘痛からの復活を目指す吉見投手が先発。5回途中無失点の好投を見せ順調な調整具合をアピールしました。開幕一軍は厳しいでしょうが、4/10の巨人戦での登板が示唆されるなど、マイペースに調整を続けていく模様です。

ビシエド間に合った!時差ボケなんの 合流即タイムリー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00000016-spnannex-base

また野手陣では、ビシエド選手が2安打1打点の活躍で4番の仕事を果たしました。
つい先日まで再来日の日程が不明のため開幕スタメンが危ぶまれていましたが、今回の強行出場に加え今週の二軍戦にも何試合か出場し、急ピッチで調整を進めていくようです。

我らがドラゴンズにとって、今季は球団創設80周年の節目の年となります。そんなメモリアルイヤーに、セ界の覇権を奪回する戦力は整っているのか?開幕ローテに開幕スタメンは?また今季のキーマンは誰なのか?

開幕直前ですが改めて、今季の布陣についてまとめていきたいと思います。

開幕一軍予想:投手陣

投手
先発:大野、若松、山井、ネイラー、ジョーダン、濱田
中継:福、田島、岡田、小川、又吉、福谷
微妙:金子、祖父江

前回の開幕ローテ大予想と比較すると、登板日程とローテ候補を一部入れ替えました。

まず開幕投手は順当に大野選手と予想。ただ中6日調整を敢えて崩してまで、中5日調整で先週土曜日に登板したのが少し気になります。ファンミーティングで谷繁監督は開幕投手を明言しませんでしたが、もしかしたらオープン戦で好投を続けるネイラー選手を開幕投手に大抜擢するかもしれません。その予想も踏まえて、ネイラー選手を開幕第2戦での先発としました。大野、ネイラーの両投手が今季はローテーションの軸となると思いますので、どちらか開幕第2戦に登板した投手が、4月以降のローテ改変で火曜からのカードの頭に移動していくのではと考えます。
第3戦は残り候補投手の中で一番安定して結果を出し続けた濱田選手。敵地開幕になりますが、大役を任せられるに値するピッチングを期待します。

ナゴヤドーム開幕カードには若松、ジョーダン、山井の3投手がくると予想。若松選手は今日の二軍戦に先発投手として登板。逆算すると29日に中6日となるので、ここは妥当な予想でしょう。チームの80周年イヤーのホーム開幕戦ですし、未来のエースを当てるのは営業的にも◎です。
続いて新外国人ジョーダン選手、今だ不安定な山井選手が本拠地開幕のこのカードでの登板が濃厚かと考えます。

リリーフ投手はオープン戦を通じてほぼ固定されていたので、ほとんど迷いませんでした。福選手はオープン戦終盤から1~3イニングでの起用にとどまっていたため、実戦ではワンポイントやロングリリーフ、敗戦処理など便利屋的な使われ方からスタートするかと思います。
一軍投手枠は13名と予想しますので、金子もしくは祖父江選手のどちらかが当落戦上と予想します。

開幕一軍予想:野手陣

野手
捕手:杉山、桂、武山
内野手:ビシエド、荒木、高橋周、遠藤、堂上
外野手:藤井、大島、平田、ナニータ、赤坂、工藤
微妙:谷、亀澤、井領

野手陣はオープン戦にメインで出場していた選手を中心に、また終盤出場機会を増やした選手を入れ替えてみました。

キャッチャーはメインが杉山選手、大野専用で桂選手、バックアップにベテラン武山選手と予想しました。現状杉山選手が攻守両面で大きくその他選手をリードしているため、バックアップ武山選手は必要かどうか迷いましたが、まだまだ実績の乏しい杉山・桂の2枚体制は厳しいと谷繁監督は判断するだろうと思っています。
実際にオープン戦終盤でも、武山選手がゲーム後半でマスクを被る機会が増えていました。シーズンでは杉山選手の独り立ちに期待したいところです。

内野手はレギュラー4人にスーパーサブとして堂上選手を選出。セカンドのレギュラーとしては荒木選手を選択していますが、対抗馬の亀澤選手が打撃面でほとんどアピールできなかったのを考えると妥当でしょう。打撃好調で経験豊富な荒木選手のスタメン奪取に、今のところどこからも異論はないはずです。
また外野手登録ではありますが、赤坂選手もファーストビシエド選手のバックアップ兼レフトの控え及び右の代打の一番手として開幕一軍が濃厚です。

外野手はレギュラー3選手に加え、外国人登録枠の関係でナニータ選手、また守備走塁のスペシャリストとして工藤選手を選出しました。ナニータ選手は守備難が目に余りますので、基本は代打として、また交流戦時でのDH起用にとどまるのではないでしょうか。調子次第ではエルナンデス選手との入れ替えも十分考えられますが、現状の調子を考えてナニータ選手の開幕一軍入りを予想します。
工藤選手は終盤調子を上げ、打撃でも結果を残したことから逆転で開幕一軍入りを果たすだろうと予想します。

最後に当落線上として谷選手、亀澤選手、井領選手の3名を挙げたいと思います。野手陣の開幕一軍枠は15人と予想しますので、ここから1人が選ばれるのではないでしょうか。二三遊のバックアップが堂上選手一人しかいない現状を踏まえると、谷選手か亀澤選手のどちらかが濃厚かもしれません。井領選手は打撃好調のため十分チャンスはありましたが、残念ながらここでは開幕二軍と予想します。エルナンデス選手がナニータ選手の代わりに一軍に抜擢されるとするならば、井領選手が滑り込みで開幕一軍のチケットを勝ち取る可能性もあるでしょう。

開幕スタメン予想!

1 CF 大島
2 2B 荒木
3 SS 遠藤
4 1B ビシエド
5 RF 平田
6 LF 藤井
7 3B 高橋周
8 C 桂
9 P 大野

開幕スタメンも予想してみました。こちらもオープン戦終盤からほぼ固定されていたので、大方の人が予想しているのと変わらないかと思います。
変わるとしたらバッテリーがネイラー・杉山になるくらいのものでしょうか。ビシエド選手の再来日延期に平田選手の怪我疑惑など不安点もありましたが、チームとしては無事フルオーダーで開幕を迎えられそうです。

野球賭博問題に揺れる球界ですが、いよいよ明日3/23には開幕一軍メンバーが発表され、3/25には開幕します。
選手たちにはフィールド上のプレーに集中し、私たちファンを楽しませる真剣勝負を繰り広げてもらいたいと切に願います。
果たして2016年、セリーグの覇権を握るのはどの球団でしょうか?!

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