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サッカー部長メッセージ(2)

まだまだコロナウィルス禍は収まりそうもありませんね。先日、3年生部員による「Let’s Wash Your Hands」の動画を拝見しました。3年生の皆さんがてらうことなく演じていて、頼もしく思いました。チームワークの醸成企画としてはもちろんですが、困難を強いられている人々への癒しのサーヴィスとしても、いい効果を発揮するのではないか、と思いました。若いみんなが見知らぬ人々に貢献できることは一杯あります。

さて、きょうの名言ですが、ちょっと捻(ひね)りがきいています。

愚か者とは、自分が賢いと思う者
賢い者とは、自分が愚かであるのを知っている者

 
 これは、16世紀のイギリスの劇作家シェイクスピアの言葉です。『お気に召すまま』という芝居(第五幕第一場)の中にでてくるセリフです。
「自分は賢いぞ!」とうそぶく若者にたいして、道化師が当時のことわざを引き合いに出して「皮肉」の釘をさすのです。
  
 確かに、日本の安倍政権のように、愚か者ほど自分が偉いと思いがちで、本当にえらい人は、自分が賢いところを見せびらかしたりしません。

 スポーツでも、同じようなことが言えるのではないでしょうか。
 下手なプレーヤーほど自分がうまいと自惚れがちで、本当に優れたプレーヤーは自分の弱点(下手さ加減)をよく知っている。自分の弱点を知っているからこそ、それを補う技術や戦術を磨けるのです。弱点と向き合うことから明るい未来が拓けてきます。
 
 経験の浅い子供たちにはわかりにくい、こういう高級な思考法/レトリック(言い回し)のことを「パラドックスparadox」と言います。日本語では「逆説」です。「逆説」とは、いわば、大人の思考法です。
 
 愚者は賢者
 賢者は愚者

 
 言わんとするところは:「賢い愚者であれ」ということでしょうか。
 もちろん、これは僕の個人的な解釈です。

 この「逆説」の名言から皆さんがどのような解釈や、ほかの逆説的な言葉を導き出してくるのか、考えるヒントになるように願っています。

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今年 Jリーグ入りした先輩OKからの返事
元気にやっています。5月6日まで活動延期になって自宅待機してます!笑
僕はなるべく生活リズムを崩さないようになるべく早寝早起きを意識してます。もちろん毎日体は動かしてますが、最近は本を読み始めました。昔読んでた中沢佑二が書いた本を読み返してます!その本は言葉の重要性がタイトルになっている本なので、先生の言葉はすごく響きます!この期間を良いものにできるように頑張ります!

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