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小学生の頃に戻ったみたいだ

リモートワークが始まって何ヶ月経っただろうか。僕は1月後半から切り替わったので、もう丸4ヶ月を迎える頃だ。3月の頭から2人の小学生の子供達も休校に切り替わり、そこからは1人っきりになる時間はなくなり、ほぼ常に家族と一緒に過ごしている。

これを書いている今も、子供達の笑い声がリビングから聞こえてくる。

そしてこの数ヶ月、半径2~3km圏内で生活をしているので何だか急に自分の世界が途方もなく狭まった感覚になっている。朝起きて運動し、仕事をし、子供達にお昼ご飯を作り、仕事をし、夜になったら家族でご飯を食べ、ゲームをしたり本を読んだり映画をみたりして寝るまで過ごす。これの繰り返し。何か特別なイベントはない。

そうやって過ごすうちに、何だか小学生の頃に戻ったような感覚に陥った。小学生の頃は見える範囲が限定的で、ほぼ同じ毎日を過ごす。ほとんどの時間を家族と過ごす。何だか忘れていたような感覚だった。忘れていた日常。もちろん僕は大人になって父親なんだけど、まるで子供の時のような時間の流れ方を感じている。

もう少ししたら、きっと子供達も学校に行けるようになるだろう。そうしたら、こんなに密度高く家族と一緒に過ごす時間は訪れないかもしれない。そして子供達が学校に戻った後も、僕はこの家で仕事を続けていくだろう。

それがなんだかちょっとだけ寂しいなとも思う。

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