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働かないおじさん 医師版

医師は年功序列形式が大半で、特に手技系の外科系はその傾向が強い。
いくら知識や研究実績があっても、手術は実際に担当しないと上手くならない。
手術数の多さ=経験数が手術のうまさと相関しているといわれており、手術の巧さを維持するためにも手術は必要だが、それも年齢を重なると老眼や体力の問題、指導がメインとなり手術数も減ってくる。

内科系も年次が上になってくると、徐々に病棟患者をみなくなり(若手医師が担当する)、当直も免除となってくる。そうしてマネジメントが中心になってくる。

しかし、そのマネジメントに必要な医師は多くない。(ぜいぜい1人か2人)
単純に卒業年度が上というだけで、

患者を診察しない、当直しないとなっていき、院内失業みたいになってくる。
そして、指示するのが仕事みたいになってくる。

医師はここで楽な方向に流れてしまいそうになるが、そうならないためには学会活動や地域への広報(講演会や市民公開講座など)、研究費獲得などの仕事をしていき、患者集めというマーケティングの仕事もしていく必要がある。

私も徐々にそのような立場になりつつあり、院内失業にならないように、研究や学会活動、講演会といった活動を頑張っている。
このnoteへの投稿も、”文章力のアウトプット”や”知識の整理”に活用させて頂いている。

医師のキャリアパスに興味があれば、これらの書籍はどうだろうか。
(経済的豊かと思われている人も多いかもしれないが、大学病院は薄給で有名だ。経済的な内容も面白いので、興味があれば一読してほしい)
社内失業という言葉は衝撃的であり、それを知った書籍も挙げておく。



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