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小学校の卒業式

日本で6年生を終わってきました、と言って4月に7年生に入れてもらった小学校ですが、6月10日に卒業しました。早っ!

たったの2ヶ月で1年を終わらせて大丈夫なんだろうか…?中学校には入れてもらえるんだろうか…?と思ったけど、誰も気にしていない様子。小学校には念の為、中学校に行くのに手続きがいるのか聞いてみましたが何も心配はいらないよ、あの子のことは中学校の副校長によ〜く言ってあるからね。と言われたので行けるようです。

ここら辺では小学校が7年生まで、8年生から12年生までは中高一貫のセカンダリースクールに進学します。高校受験はないんだね、良かったね。…というのも、下の子は英語を聞くのと喋るのはまだいいけれど、読み書きは壊滅的。そういう状態で連れてきたのはすごいと言うかひどいことだと思うけど、なかなかカナダに来れなくて日本で足踏みしている間にも何度となく英語を勉強しろと言っても聞かなかったんですね…そりゃあそうだよね、目の前に危機が迫らないとなかなかやる気にならないのはよくわかります…。

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卒業式には何を着て来るの?私はこれを着るのよ!と式の数日前にお友達が教室にあるパソコンで見せてくれたのは黒のロングドレスだったと言って帰って来て、どうしよう…と泣きそうな顔のうちの子。
うちはスーツケースに詰めて持ってきた服しかないので選びようがない…一応、こんな時のためにワンピース持ってきてるけどお友達のロングドレスとは違いすぎたようで戸惑っていました。

担任の先生に聞いたら、フーディの子もいるしドレスアップする子もいるという。自分の良いようにしたらいいんだよ〜!決まりなんてないんだから!と。
もう、今更オンラインで注文しても当日には届かないのが明らかだったので手持ちのワンピースを着ていくように説得。街にはドレスなんて売っていないので他に選択肢はありません。

さて、当日は先生の言った通りフーディもドレスもいました。髪の毛もきれいにアップにしている子も普段どおりに1つに結った子もいます。
着ているもの、髪型を誰かと比べてちゃんとしてるとかしていないとか、見劣りして情けない思いをするとかいう事は無いみたいでした。同じ状況にあっても周りの人の思いが違うだけでこんなに気楽なんだ…、ここは外国だなと思いました。

それとは別だけど、キャミみたいな肩出しのサマードレスと分厚いフーディが並んで立っているのは体感温度の差なのか…そこは私はどうも気になってしまいました。

親の方もTシャツにジーンズもいればオフィスカジュアルというか普段着よりちょっときれいめもいて、こうあるべきという決まりは無いのかな、親がというか大人が気にしていないから当然子供も気にしないんだろうな、と思いました。

卒業生は写真にあげたショールをお揃いで身につけて羽を持って式に参加します。卒業証書授与の時にひとりひとり名前を呼んで証書をもらうのは日本と同じですが、先生が名前を呼ぶとヒューとかイェーイみたいなのが聞こえる所はオー・カナダ!と思いました。

大学生が卒業式にかぶる四角い帽子は学校からの貸出しですが、お約束の帽子投げもちゃんとありました!

と言うわけで、事前の練習一切なし、粛々と厳かな雰囲気もなし、という卒業式が終わり…終わりもハイ終わりです、って解散!それぞれがお友達と写真を取り合ったり別れを惜しんだり。建物を出たところにマフィンが用意してあるからみんな食べてね、と先生たちが言いながら投げ終わった帽子を回収しながら写真撮影に応じていました。例年は室内でピザパーティーらしいですが今年は屋外になったみたいで、賢明です。

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マフィン食べながら卒業を祝って別れを惜しんだのに、翌日も学校に行きます!なんというオチ!


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